細部を含めて車両の紹介をしましょう。
主な仕様
<車検証>
車体の形状:側車付オートバイ 型式:R100RS改 乗車定員:3人
車両重量:350kg 長さ:220cm 幅:164cm 高さ:129cm
前前軸重:140kg 後後軸重:210kg 総排気量:0.98L
※二本サスの最終型
<カー側>
<本車側>
<正面側>
<後方側>
コックピット
<メーター回り>
メーター・ランプ類の上部にあるのがETCアンテナ部と状態表示器。
<速度警告燈>
機能していません。
各部位について
<アールズフォーク>
本車側で一番特徴的なのがこの部分ではないでしょうか?
旧型BMW(R50、R60、R50S、R69Sなど1955年~1969年に作られたモデル)ではサイドカーの装着を前提にアールズフォークを採用していました。
いくつかのメリットが有ると言われていますが、私自身(つまりライダー)が余り見識が無いのでご容赦くださいね。
ホッピングの防止:コーナーでバンクしない分サスペンションに横荷重が掛かります。この時のサス機能が落ちないようにしています。
ハンドルを軽くする:前輪のトレールを小さくする事で操舵力を小さくする事ができます。R100RSはハンドル幅が狭くそれほど軽いとは言えませんが効果が有るのでしょう。
ハンドルシミーを抑える:ハンドルシミーとはステアリングハンドルの振れの事です。これを体験すると乗るのを躊躇するくらい怖いです。
<フロントブレーキ>
BREMBO製です。重い車重をコントロールしています。
<ステアリング・ダンバー>
ドイツ製で大変お高いステダンです。通常は汎用品がカウルから飛び出して装着(1本)されていますが、これはカウル内の狭い場所に2本装着されています。
シミー防止用として効果を発揮します。
<サイドブレーキ>
2008年の大改修まではただの飾りで、車検時に通すために効くようにしていました。現在はちゃんと効く様になっています。
後ブレーキの引きずり防止のためだと聞いています。フェリーで車両甲板に乗せる以外はほとんど使った事は有りません。
普段の駐車はローギアにするだけです。
<前タイヤ>
MICHELIN ラジアルタイヤ 135 SR 15
VWの持つポテンシャルをフルに発揮するスティールベルテッド ラジアルタイヤで、グリップ、耐久性は抜群です。(広告より)
<後タイヤ>
MICHELIN ラジアルタイヤ 125 SR 15
こちらはシトロエン2CV用で非常に入手が困難なタイヤです。
後輪部分はタイヤ幅に対して非常にタイトでこのタイヤしかはまりません。これから長く乗るためにもタイヤの確保が大変です。
<シングルシート>
純正デッドストックを本国で探してもらい、黒ベース赤白ラインに塗装してもらいました。
オリジナルのタンデムシートよりフィット感が有ります。
<クマガヤMKII>
いわゆるGTIIスタイルと言われるもので、太陸モータースが1975年に発表したOHTA BMW GTIIのデザインを模した物です。
どこにも無駄がなく完成されたデザインは秀逸だと思います。これを模す形で繁栄期では国内に10社以上のサイドカーメーカーあったそうです。
<側車の内部&シート>
シートは人工皮革に張り直して有ります。パッセンジャーの乗り心地は決して良い方ではないと思います。(未経験なので適切なコメント不可)
フロントカウルは手動でオープン、アイスボックスや炭、キャンプ道具などいっぱい入ります。
<トランク>
トランク・ラックには長尺モノを括り付けます。
トランク内部には電源強化のため並列にバッテリーを積み込んでいます。こちらには灯油やバイクカバー、ランタン、バケツ?などが入ります。
<側車タイヤ>
こちらはオールド・ミニクーパーにも使われるGOOD YEAR GT80です。
見えていませんが側車側にもディスクブレーキ(側輪ブレーキ)を装着しており本車前輪と連動させて有ります。
この側輪ブレーキはサイドカーの制動距離を縮める他に、コーナーリングに重要なファクターになります。
<キャブレター>
BMWの旧OHV車はBINGのキャブレターを使用していますが、このキャブが曲者らしいのですが私は一切さわる事はありません。
いたって調子は良いのですが小さなゴミが原因でガソリンが漏れることが有ります。対処はガソリンコックをOFFにして走りキャブ内のガソリンを空にすると改善します。
おまけ
<ワンセグアンテナ>
カーナビ(ゴリラ)のワンセグを走行中に視聴出来るように取り付けましたが、殆ど使うことはありません。
側車の位置
<左・右サイドカー>阿山ミーティングにて
愛車は左カー・右ハンドルでいわゆる左側車と言われるものです。周りを見るとサイドカーのベースには圧倒的にHDが多く右側車がほとんどです。
サイドカーとして正規ディーラー車を日本のクマガヤでセットアップしていますので、日本の道路事情に合わせて左側車にしていると思われます。
しかし古い資料を見るとGTIIスタイル全盛期では右側車が圧倒的に多いように見受けられます。
道路がカマボコ型で路肩が下がっている場合、側車が左側にあると安心感があります。また右側車の場合パッセンジャーがセンターライン寄りに位置するので対向車に対して怖い思いをするようです。
逆に左側車でトンネルに入る時にしっかりセンター寄りに走らないと側車が道路幅が狭くなったトンネル入口に激突する恐れがあります。
最近ではETCを取り付けたので負担が少なくなりましたが料金所でも都合が良いです。
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主な仕様
<車検証>
車体の形状:側車付オートバイ 型式:R100RS改 乗車定員:3人
車両重量:350kg 長さ:220cm 幅:164cm 高さ:129cm
前前軸重:140kg 後後軸重:210kg 総排気量:0.98L
※二本サスの最終型
<カー側>
<本車側>
<正面側>
<後方側>
コックピット
<メーター回り>
メーター・ランプ類の上部にあるのがETCアンテナ部と状態表示器。
<速度警告燈>
機能していません。
各部位について
<アールズフォーク>
本車側で一番特徴的なのがこの部分ではないでしょうか?
旧型BMW(R50、R60、R50S、R69Sなど1955年~1969年に作られたモデル)ではサイドカーの装着を前提にアールズフォークを採用していました。
いくつかのメリットが有ると言われていますが、私自身(つまりライダー)が余り見識が無いのでご容赦くださいね。
ホッピングの防止:コーナーでバンクしない分サスペンションに横荷重が掛かります。この時のサス機能が落ちないようにしています。
ハンドルを軽くする:前輪のトレールを小さくする事で操舵力を小さくする事ができます。R100RSはハンドル幅が狭くそれほど軽いとは言えませんが効果が有るのでしょう。
ハンドルシミーを抑える:ハンドルシミーとはステアリングハンドルの振れの事です。これを体験すると乗るのを躊躇するくらい怖いです。
<フロントブレーキ>
BREMBO製です。重い車重をコントロールしています。
<ステアリング・ダンバー>
ドイツ製で大変お高いステダンです。通常は汎用品がカウルから飛び出して装着(1本)されていますが、これはカウル内の狭い場所に2本装着されています。
シミー防止用として効果を発揮します。
<サイドブレーキ>
2008年の大改修まではただの飾りで、車検時に通すために効くようにしていました。現在はちゃんと効く様になっています。
後ブレーキの引きずり防止のためだと聞いています。フェリーで車両甲板に乗せる以外はほとんど使った事は有りません。
普段の駐車はローギアにするだけです。
<前タイヤ>
MICHELIN ラジアルタイヤ 135 SR 15
VWの持つポテンシャルをフルに発揮するスティールベルテッド ラジアルタイヤで、グリップ、耐久性は抜群です。(広告より)
<後タイヤ>
MICHELIN ラジアルタイヤ 125 SR 15
こちらはシトロエン2CV用で非常に入手が困難なタイヤです。
後輪部分はタイヤ幅に対して非常にタイトでこのタイヤしかはまりません。これから長く乗るためにもタイヤの確保が大変です。
<シングルシート>
純正デッドストックを本国で探してもらい、黒ベース赤白ラインに塗装してもらいました。
オリジナルのタンデムシートよりフィット感が有ります。
<クマガヤMKII>
いわゆるGTIIスタイルと言われるもので、太陸モータースが1975年に発表したOHTA BMW GTIIのデザインを模した物です。
どこにも無駄がなく完成されたデザインは秀逸だと思います。これを模す形で繁栄期では国内に10社以上のサイドカーメーカーあったそうです。
<側車の内部&シート>
シートは人工皮革に張り直して有ります。パッセンジャーの乗り心地は決して良い方ではないと思います。(未経験なので適切なコメント不可)
フロントカウルは手動でオープン、アイスボックスや炭、キャンプ道具などいっぱい入ります。
<トランク>
トランク・ラックには長尺モノを括り付けます。
トランク内部には電源強化のため並列にバッテリーを積み込んでいます。こちらには灯油やバイクカバー、ランタン、バケツ?などが入ります。
<側車タイヤ>
こちらはオールド・ミニクーパーにも使われるGOOD YEAR GT80です。
見えていませんが側車側にもディスクブレーキ(側輪ブレーキ)を装着しており本車前輪と連動させて有ります。
この側輪ブレーキはサイドカーの制動距離を縮める他に、コーナーリングに重要なファクターになります。
<キャブレター>
BMWの旧OHV車はBINGのキャブレターを使用していますが、このキャブが曲者らしいのですが私は一切さわる事はありません。
いたって調子は良いのですが小さなゴミが原因でガソリンが漏れることが有ります。対処はガソリンコックをOFFにして走りキャブ内のガソリンを空にすると改善します。
おまけ
<ワンセグアンテナ>
カーナビ(ゴリラ)のワンセグを走行中に視聴出来るように取り付けましたが、殆ど使うことはありません。
側車の位置
<左・右サイドカー>阿山ミーティングにて
愛車は左カー・右ハンドルでいわゆる左側車と言われるものです。周りを見るとサイドカーのベースには圧倒的にHDが多く右側車がほとんどです。
サイドカーとして正規ディーラー車を日本のクマガヤでセットアップしていますので、日本の道路事情に合わせて左側車にしていると思われます。
しかし古い資料を見るとGTIIスタイル全盛期では右側車が圧倒的に多いように見受けられます。
道路がカマボコ型で路肩が下がっている場合、側車が左側にあると安心感があります。また右側車の場合パッセンジャーがセンターライン寄りに位置するので対向車に対して怖い思いをするようです。
逆に左側車でトンネルに入る時にしっかりセンター寄りに走らないと側車が道路幅が狭くなったトンネル入口に激突する恐れがあります。
最近ではETCを取り付けたので負担が少なくなりましたが料金所でも都合が良いです。
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