前回は少し手抜きのテストでしたが、今回はもう少し踏みいってのテストを行った。
レンズは最新鋭のCarl Zeiss Distagon T* 1.4/35 ZE
風景:撮影の基本設定はAv,F8,ISO100,AWB
※曇り空で少し露出が安定しなかったのでEV値にバラつきがあると思われる。
※最終的にはDPPで各撮像はレシピ調整しています。
ノーマル…SS1/500 +1/3 EV15.3
可変NDフィルター一番明るい 可変NDフィルター中間程度 可変NDフィルター一番暗い
SS1/160 +1/3 EV13.7 SS1/125 +1/3 EV13.3 SS0.5" +1 EV6.0
ND8フィルター(固定) ND400フィルター(固定)
SS1/80 +1/3 EV12.7 SS0.6" +2 EV4.7
可変NDフィルターを一番暗い状態では左右の減光が酷く、カラーバランスもノーマルから掛離れています。
当然ですがND400フィルター(約9段絞り)は安定しています。ただ色調整して目立ちませんが原画は赤みが強いです。
尚、ノーマル、可変ND、固定NDは装着毎にピント調整をしています。
スナップ:撮影の基本設定はAv,F1.4,ISO100,AWB
ノーマル…SS1/8000 +1/3 EV14.3
可変NDフィルター一番明るい 可変NDフィルター中間程度
SS1/4000 +0 EV12.9 SS1/2000 +0 EV11.9
可変NDフィルター一番暗い…SS1/30 +2/3 EV6.7
ND8フィルター(固定)…SS1/1000 +0 EV10.9
ND400フィルター(固定)…SS1/15 +1 1/3 EV4.2
相対的に可変NDフィルターはやはりコントラストが落ち、SNレンジも狭まる傾向にあります。
また、風景とスナップではギャップがあり、使用する際シチュエーションを考える必要がありますね。
この可変NDフィルターはメモリが中間を越えた辺りから急激に減光する傾向はあります。
ND8フィルターを持参したのはND400フィルターとピントが共通出来るかと思いましたが甘かったです。
もはやND400フィルターではファインダーからの構図決め、ピント合わせはほぼ不可能なのでLVを活用するしかありません。
画質優先であれば固定NDフィルターを使用した方が無難ですが、動画では可変NDフィルターも活用の場が来るかも知れません。