久々に美術館を巡る事にしました。
その美術館はたぬきの焼き物などで知られる琵琶湖の南の信楽で湖南アルプスの山中にあるMIHO MUSEUMです。
そうです、あの熱海のMOA美術館と同系列にある新興宗教団体が運営する美術館です。
したがってメチャクチャ豪華な施設で20世紀のアメリカを代表する中国系アメリカ人建築家I・M・ペイ氏の設計で250億円以上かかっているとか。
またMIHOって言うのも教団創始者から来てます。
無宗教派(あえて言えば鰯の頭教か?)の私にとって一番敬遠すべき施設ではありますが、芦雪の企画展とあって車で一時間弱R307~県12を飛ばすことにしました。
ちなみに前述のMOA美術館もキンキラで結構好きです。これって予備軍?
イベント告知用のぼりも豪華です。
美術館本館には直接行くことは出来ません。
まずレセプション棟でチケットを購入します。大人1,000円で青手帳使えず。
案内の人は皆さん恐ろしく丁寧です。これもMコントロールの成果?
電動シャトルで本館へ。
いよいよトンネルの向こうは設計のテーマ「桃源郷」らしい。
美術館本館入口。
休日で県外からの人出もありますが、中国人の団体さんも結構います。
エントランスも広々として大理石をふんだんに使っています。
ちょっと意味不明のサブタイトル「奇は新なり」。
芦雪の面白さは偉大な師、円山応挙のもとで習得した技法を自在に駆使して、穏健な師のスタイルとは対照的な、奇抜で機知に富んだ表現を展開しているところでしょう。
<牡丹孔雀図>画像拝借
精緻な描写と絶妙なバランスで構築されています。
<群猿図屏風>画像拝借
独特の空気感と共に猿の表情、特に目線の表現にはハッとさせられます。
是非、原画を近くでマジマジと鑑賞してください。
<白象黒牛図屏風>画像拝借
絵心が多少あるもの者には絶対にマネできない大胆すぎる構図とモチーフです。
おまけにそのデカイさは圧倒されます。
46歳の若さで亡くなっていますが生涯を通じて他の絵師とは異なった奇抜で新しい表現を模索し続けた軌跡が垣間見れる企画展でありました。
昼食はお蕎麦をいただきに「生粉打 作美」に寄ってみました。
連休で丁度お昼時でしたが、待たずに入店出来ました。
迷わず盛り(ざる)の大盛り(900円+400円)を注文。
この界隈では粗挽きで突出した太さがウリです。歯応えの割りに十割の宿命か切れ易いです。
つゆはカツオ風味が香ばしく、少し甘めのアッサリ系です。
このドロっとした蕎麦湯もユニークです。
最初に付いてくる分だけでは少し少ないかな?追加でお願いすれば良かったです。
大盛りで1300円は微妙にお高くないでしょうかね…。
評価は分かれる所でしょうが友人の「藤村」さんの蕎麦とは対極的な味わい方が楽しめます。
にほんブログ村
食べてみたいなぁ~と思われたらポチとお願いいたします。
にほんブログ村