My-boomよ、永遠なれ。

熱しやすく、冷めやすいお調子者のマイブーム日記…
いよいよ人生は佳境に“ラスト・クオーター・サバイバル”へ

陰鬱な美術展・ルーヴル

2009-07-05 16:56:20 | アート・美術館
先月末から京都市美術館で「ルーヴル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画-」が開催されています。




千本丸太町の近くの青木カメラでステップアップリングを購入後に本当に久々の京都美術館でした。
この美術館にはもうヘリテージを感じるより老朽化の方が強く感じられます。

さて目玉は日本人大好きのフェルメール「レースを編む女」ですが、これがまたかわいらしいサイズで24×21cmとA4サイズよりも小さいものです。

フェルメールに限らずこの時代の画家の描写力には脱帽します。遠近法としては完成されたものがあり、精緻な表現・筆使いは凄いです。
また、ここで初めて銅板ベースの油彩というものを知りました。

宗教画も多くテーマも偏ったものがあると思えます。
歴史や作品背景を深く理解した上で鑑賞すると意義のあるものですが、表現上のテクニックだけに感嘆していても持った無い話であります。もちろん自分も含めてね…。

何よりも残念なのは美術館一階を全館使用していない点です。セコイ!
要は作品密度が濃いのです。週末ということで入場者が多いのは仕方がないとして作品同士の間隔が狭く、廊下幅も狭く大作を引いて見ることが出来ないのです。

当然椅子に座ってリラックスしながらの鑑賞なんてとんでもないのです。

これで1,500円の入場料は如何なものかと思えます。私は○○手帳のおかげで無料でしたので文句は言えませんが…