神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

昼夜逆転 抗がん剤薬ボケ?

2024年08月01日 09時16分46秒 | 病気と健康
 30日は14時まで病院で点滴をしていて、ふらついた頭のまま帰宅したが、どうも頭の中身は正常ではなかったようだ。
まさに認知機能の欠如の始まりみたいな気がした。 朝出る時も、何かを忘れているような気持にさいなまれて、しばし停車して考えたが何もなかった。

帰宅してからまずは麦茶をカップ一杯飲んで一息ついて、ソファーに座って休んだ、そのあたりのことはあまり覚えていない、覚えていたのは昼ご飯を食べたことだ、すでに15時近い、お茶漬けをよく噛んで食べた、スープも温めて飲んだ
とにかく冷たいと喉を通過するのがキツイから。
それからすっかり疲れて、冷えたマイルームであっという間に寝た
・・・それから一度もトイレに行かず寝ていた、目が覚めた、いつもの感覚で朝の3時半くらいかと思った
電気をつけて時計を見たら8時半だった、一瞬何が何だかわからなかった、天気が悪いのかカーテンの外は真っ暗だ、気づくのに数分かかった
まだ夜の8時なのだった、昼3時半に寝たから4時間半ぐっすり寝た
しかしおかしな気分だった、昼夜が反転したようなおかしな気分だった

また寝るか?どうする
そして1分くらい考えていたら、大事なことに気づいた
「夕食を食べて、薬を飲まなくては」、風邪薬ではない、抗がん剤だ1回抜けたでは済まされない(本当はどうか知らないが)
問題は食欲があるか、だが、あった。
塩サバをおかずにして、野菜スープとキャベツ炒めで食べて、薬を飲んだ
そのあと風呂やシャワーはお休みなので、足だけタライで丁寧に洗った
両腕は病院からもらった保湿剤を塗った。
23時半、まだ頭がボーっとしている、これも副反応のひとつだ、明日には治るだろう。

31日も15時に昼寝したら18時半まで寝ていた
抗がん剤のせいと、毎日30~35度の猛暑が体に影響を与えている
まあ寝て食べられるのは良いことだと思う。



ウォーカー・ブラザーズ The Walker Brothers/孤独の太陽 In My Room (1966年)


「甲越軍記」を現代仕様で書いてみた (156) 長尾家 69

2024年08月01日 05時37分19秒 | 甲越軍記
 景虎がついに根負けして府内に向かう時、米山峠の頂に至った。その時景虎は金津新兵衛を側に招いて言った。

「儂が平六一味に追われて、栃尾の寺から府内に逃げる途中で米山のこの場に至ったとき、いよいよこれまでと覚悟を決めたが、一人の童を見つけて難を逃れた
あれは儂と同じ年ごろであったが、父母兄弟もおらぬ天涯孤独な少年であった
汚れに汚れ、すり切れ破れた着物を着ていたが、儂の着物と替えてやると言うと大いに喜んですぐに着替えたのだった
儂の身代わりで死ぬとも知らず、与えた握り飯をうまそうに食べながら街道に下りて行った
あとで街道に下りて行ったら童の首のない死骸が傍らに倒れていたのを、儂とそなたで林の中に埋めて、仮埋葬をしたのを覚えておるか」
「ああ、そのように言われて確かに思い出しました、童のお陰で我らは命拾いしたのでありましたなあ」
「あの時、儂は手を合わせながら、いつか名を挙げてここに戻ってきたら必ずや童に立派な墓を立てて弔うと誓ったのじゃ、今がまさにその時である」
葬った場所の石地蔵を建て、近隣の僧を招いて厚く作善した
更に。この地に一堂を建立し、古きあばら家同然だった辻堂に籠ってあった仏を本尊として犠牲になった児の菩提を弔わせた。
麓の米山寺には寺領を寄進した。

さて景虎が府内にて城に入り、家督を継いだ報せは越後国内すべてに届いた
これまで敵対してきた諸将も相次いで降参してきたので、それを全て許した
越後国内の反徒は照田の三条辺りの一味だけとなった。

天文十九年正月元日歳始の儀を城内で執り行い、すべての諸将集まって拝謁した。
正月二十八日には直江酒椿、同山城守兼続(かねつぐ)、上田修理進景国を留めて出馬した。
敵の主城三条には先に戦死した長尾平六郎俊景の親類、長尾山城守、長尾新六、長尾平蔵ならびに照田常陸介が七千の兵で立てこもって入る。
新山の砦には黒田和泉守が立てこもっているので、そこには宇佐美、柿崎に三千で抑えとした。
寄せ手の先陣は新発田尾張守、本庄弥二郎、加地安芸守、色部修理亮、竹俣三河守
二陣には斉藤下野、中条越前、黒川備前、中陣は景虎の本陣、杉原常陸、北條丹後、千坂監物、鬼小島弥太郎、鐵上野、金津新兵衛、甘粕備前(初名は二郎吉)、横田大学、城織部、吉江織部の勇士ら七千
搦め手には古志駿河、新津彦二郎、平賀九七郎、高梨源三郎、桃井清七郎
二の手は本庄美作、高松内膳、唐崎孫二郎、大崎筑前その勢五千
一気に攻め落とせと総攻めが開始された。