神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)

風吹くままに 流れるままに
(yottin blog)

物知らずにもほどがある

2024年05月10日 19時44分05秒 | yottin日記
 何十年使っていたのか知らないが、台所の給湯器がとうとう壊れた
仕方なく、皿洗いの度にお湯を沸かして水洗いの食器を浸していたが、そうそういつまでもこうしているわけにいかない。
高校の先輩のガス工事会社に問い合わせたら、給湯器だけで20万円だという
「なんぼなんでも、それは高い」と言ったら、工事費込みで16万位にはできるというが納得できない、私的には5~6万がいいところだ
それでいったん話を保留にした、それから同級生の工務店の社長にも聞いたら、やっぱり同じ数字を言ったので愕然とした。

なんでもこの頃は、こうしたものも値上がりが激しくて、見積もり有効期間も1~2か月にしないと、発注したころにまた値上がりということもあるという。
いくら高くても必要なのは必要、それで直談判して大幅な下げを要求しようと、給湯器の写真をスマホで撮って、先輩の会社に出向いた。
先輩はしきりに値上がりの事を言って平身低頭だったが、写真を見せたら
「yottinさん、これは給湯器じゃないよ、瞬間湯沸かし器だよ、ほらここにも書いてあるよ」
「あれ給湯器と瞬間湯沸かし器は違うんかね?」
「違うよ、これなら定価55000円だから、税込み+工事費でも52500円で出来るよ」
「・・・」当然その場で頼んできました、それにしても、こんなことも知らなかったとは、ともあれ一件落着。



「甲越軍記」を現代仕様で書いてみた(95) 長尾家 8

2024年05月10日 09時47分09秒 | 甲越軍記
 上田の城に、為景自らの後詰が来るという話が伝わると城方は大いに沸き立ち
「さらば城からも打って出て上杉勢を挟み撃ちにしよう」と五郎政景に城を守らせて、越前守房景は二千騎を率いて打って出る
その勢を二段に備えて、六日市に進み、風間河内守が備える陣へ無二無三に討って入り、追いつ帰りつ戦う勢いまことに竹を割る勢いにて、風間勢は破られまいと勇兵小島三左衛門、宅間若狭守、友田藤右衛門、切っ先から火を出して数十騎をなぎ倒し、ついに討死する
そのほか風間勢、手負い討ち死に多くなり後方に下がれば、柿崎弥二郎、弥三郎柿崎七左衛門、須磨靱負、牟礼覚之進、団久蔵など柿崎一党が入れ代わり各所で激しい戦となった
長尾の勇士、名護屋、大堀らは柿崎に押されて乱れて引き下がると、代わって勢いよく攻め寄せたのは、長尾為景大将自ら柿崎勢の中に突き進む
八条、五十嵐ら上郡、中郡の諸将は柿崎を助けて、雌雄を決しようと戦い続けた

宇佐美駿河守は新潟にて備えていたが、藤林若狭、木寺半左衛門を新潟に残して大軍を率いて、上杉に合流しようと六日市までやって来た
宇佐美駿河守、下郡の勢と二段に備えて、長尾方の先陣金津伊豆守の備えに二千余騎で攻めかかった。
馬煙をあげ、土砂をけり立てて攻め立てれば、金津勢は乱れる中に下郡の士、芦屋民部之介は敵の中に真一文字に馬を進め当たるを幸いに切り立てる
金津の謀士、上泉五郎左衛門をただの一刀にて切り倒し、なおも進んでいけば金津勢はどっと崩れ去った。

宇佐美勢は芦屋民部の強さに勇み立ち、長尾勢の二陣野本大膳の備えに攻めかかる、勢いのまま懸川刑部、岡田清左衛門、遠山蘆之助らを馬上から切り落とし、さらに深く攻め入れば野本勢は引き退く
いよいよ宇佐美勢と長尾為景の勢が直接渡り合うこととなった
為景は馬を乗り回して下知すれば、照田常陸之介、森藤弥、上田飛騨守らが足軽の槍衾を先頭に押し返せば、下郡の勢はこれに押しまくられてたまらず後方に逃げ下がる
逃げる下郡の兵に代わって宇佐美勢が押し出して為景勢にかかれば、その勢いは人馬の別なく打って倒し、為景が頼みの精兵三百騎余りを討ち取る
さすがの為景も宇佐美の勢いに押され、備えを破られて後退した

長尾越前守房景勢は、柿崎、風間の勢と戦っていたが、為景本隊が崩れたと聞くと勢いは消え、崩れ去った。
八条、風間、柿崎はこれを追って城下まで追い詰めて付け入らんとするところに、越前守の勇士、名護屋八左衛門、大堀壱岐、丹羽宗右衛門、松尾主計らは木戸口にて支え、付け入りを防ぎながら皆、討ち死にした。