滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

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【0905/130:ダム問題】ダム問題「振り回された」 /大津でフォーラム、上流住民ら訴え

2009-05-18 23:18:01 | Weblog

【写真:ダム建設地の住民の意見などが披露された水源地フォーラム(大津市内)】

 滋賀県内のダム建設について、関係者の体験や専門家の意見を聞く「水源地フォーラム」が5月17日、大津市で開かれた。参加した約330人は大戸川、丹生川、北川、芹谷川の上流域の住民の複雑な思いに耳を傾けた。

 県内の5つの治水対策促進協議会とダム・発電関係市町滋賀県連絡協議会などで作る実行委員会が主催した。

 パネル討論で、座長の高橋裕東京大名誉教授が、環境保護と治水が両立しにくいことや、水源地の人たちが社会、政治情勢に大きく影響されてきたことを説明し、「青春時代からずっと問題に振り回された人がたくさんいることを理解してほしい」と訴えた。

 パネリストの今井恵之助・元信楽町長は「ダム上流もこんなに栄えるんだ、というモデルにしたいと思っていた」と、建設凍結となった大戸川ダムにかかわる数10年間の経験を語り、「政治の立場からどう救済するのかを考えないと問題は解決しない」と話した。

 このほか、芹谷ダム建設予定地周辺の住民から、ダム建設まで家屋の改修を控えていたのに、ダム建設中止で、家屋が傷んで問題になっていることなどが報告された。

 会場には、嘉田由紀子県知事も姿を見せた。

【関連ニュース番号:0905/124、5月17日】

(5月17日付け京都新聞・電子版:18日付け中日・電子版も報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009051700125&genre=C4&area=S00
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20090518/CK2009051802000008.html

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