【写真:琵琶湖岸に設けられたコンクリート製の斜路を撤去する重機=大津市南比良】
大津市南比良で桟橋などが琵琶湖岸を不法占用しているとして、県は10月25日、重機などを使って強制撤去する行政代執行を始めた。
撤去の対象は、桟橋のほか、水上バイクを搬出するためのコンクリート製の斜路(長さ17メートル、幅2メートル)と、金属製レール(長さ30メートル)など10件で、京都府京田辺市の不動産会社役員女性(48)が所有している。この日は午前10時から県職員や解体業者約15人が撤去作業を開始。ショベルカーを使って桟橋を壊したり、コンクリートをはがしたりした。
現場の浜辺は国有地で県が管理している。県によると、1994年に河川法の許可がないまま桟橋などが設置されているのを確認。当時の所有者に撤去を求めたが応じず、その後、別の男性の所有になった。2003年にこの女性の夫が持ち主となり、県は07年から計8回、撤去の指示や警告を出した。夫の死後、所有権を取得した女性にも今年5月、原状回復の命令を出したが、「10月上旬に撤去する」と答えたまま、放置していたため、強制撤去に踏み切ったという。
撤去費用約45万円は所有者に請求する方針で、26~27日に作業を終える予定。
(10月26日付け朝日新聞・電子版)
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001110260002
大津市南比良で桟橋などが琵琶湖岸を不法占用しているとして、県は10月25日、重機などを使って強制撤去する行政代執行を始めた。
撤去の対象は、桟橋のほか、水上バイクを搬出するためのコンクリート製の斜路(長さ17メートル、幅2メートル)と、金属製レール(長さ30メートル)など10件で、京都府京田辺市の不動産会社役員女性(48)が所有している。この日は午前10時から県職員や解体業者約15人が撤去作業を開始。ショベルカーを使って桟橋を壊したり、コンクリートをはがしたりした。
現場の浜辺は国有地で県が管理している。県によると、1994年に河川法の許可がないまま桟橋などが設置されているのを確認。当時の所有者に撤去を求めたが応じず、その後、別の男性の所有になった。2003年にこの女性の夫が持ち主となり、県は07年から計8回、撤去の指示や警告を出した。夫の死後、所有権を取得した女性にも今年5月、原状回復の命令を出したが、「10月上旬に撤去する」と答えたまま、放置していたため、強制撤去に踏み切ったという。
撤去費用約45万円は所有者に請求する方針で、26~27日に作業を終える予定。
(10月26日付け朝日新聞・電子版)
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