滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

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【0811/90:労災事故】「TOTO工場の労働実態教えて」、労災事故遺族がチラシ

2008-11-12 00:18:15 | Weblog

 大手衛生陶器メーカー「TOTO」滋賀工場(湖南市朝国)で07年5月、西野尾茂信さん(当時39)が機械に挟まれ死亡した労災事故をめぐり、同社に損害賠償を求める訴訟を起こした両親が11月10日、工場での労働実態について情報を求め、工場近くのJR三雲駅前でチラシを配った。

 両親らによると、茂信さんは93年4月から滋賀工場で働いていたが、TOTOとの直接の雇用関係はなかった。事故を調査した東近江労働基準監督署は、茂信さんの労働実態について、TOTOが指揮する「偽装請負」だっだとする見解を出した。だが、TOTOは訴訟で「指揮していない」と争う姿勢を示している。

 父親の末吉さん(73)は「真実を知りたい。話しにくいと思うが、工場で働く人たちに協力してもらえたら」と話す。労働組合に入っていない非正規雇用の労働者は、労災事故に発生状況を知ろうとしても協力を得にくい事情があるという。訴訟の第1回口頭弁論は、13日午後1時10分から大津地裁である。

(11月11日付け朝日新聞)

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