徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

小さな隠れ家パン屋さん開業計画-1

2016-07-22 08:37:21 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 これは契約まで至らなかった2、3年前に提案したボツ案のお話。

 クライアントは当事務所のホームページを閲覧して、メールを頂いたのがきっかけと記憶している。東京のパン屋さんで修行してきて、地元に小さなパン屋さんをオープンしたいと言う。敷地は実家の隣地。

 まずは会ってヒアリング。クライアントの環境、今までの人生、独立する心構え、お店に対するこだわり等々をヒアリングした。

 独立起業ということで、私も経験者としても色んなアドバイスをさせてもらったことを記憶している。

 

 さて、契約に至るかどうかは別問題としてお店の提案をする運びとなった。提案内容を気に入ってもらって、契約してもらうために渾身の一案を創造しなければならない。

 その日から数週間パン屋さんを回ることと、パン屋さんの本を読み漁ることになる。

 クライアント一人で切り盛りするベーカリー。面積は小さくていい、10坪もあれば充分と言う。

 小さくて、機能が決まってる建物はどんなコンセプトで組み立てて設計するか難しいものである。敷地も住宅街の中の分かりづらい場所でなおさらだ。

 頭を悩ませることになるのだった…。

 

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