徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

再・建築家の流儀-2

2019-01-16 08:10:24 | 建築家との家づくりの流れ
 ファーストプレゼンが上手くいき、クライアントに案を気に入ってもらえると次のステップに移行する。気に入ってもらえなかった場合はそこでご縁がなくなることも多々。

 

 気に入ってもらったとしても、再度違う案を提案して欲しいと要求されることもしばしば。今まで再提案は片手ぐらいの数はあった…。

 さて、提案内容をベースに、クライアントの要望細部を聞きながら修正を加えていく作業が次のステップとなる。ここからが基本設計と呼ばれる作業段階だ。

 基本設計では計画のアウトラインを固めていく作業となるが、実はその時々でこの段階で設計契約をする場合としない場合がある。この作業(基本設計)に入る段階で設計契約をしてもらえることが理想。

 というのも、基本設計に入ると他のセクション(構造、電気設備、機械設備)やメーカーとの打合せが必要になってくるので費用がかさんで行く。

 その為、基本設計に入る段階で設計契約をしたいのだが、クライアントの都合としてもそうも行かない場合もあるのであまり強要はしていない。されど、基本設計が終わるまでは契約を交わしてもらうことにしている。

 基本設計は計画のアウトラインを決める段階と話をした。では計画のアウトラインとは何か?

 例を上げれば、平面(間取り)の決定、外観デザイン、使用材料、冷暖房システム等の方針決定がこれにあたる。この基本設計、概ね2ヶ月ぐらいだろうか。

 依頼を受けて提案(ファーストプレゼン)まで約1ヶ月、基本設計で2ヶ月。設計を依頼してからここまで3ヶ月の期間を費やして基本設計が終了する。

 そして次のステップとして実施設計(詳細設計)に入って行く。


 ~つづく~

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