最近常々感じるこの疑問、「設計者の質が問われている」。私の職業は…建築家?設計事務所主宰?設計者?自営業?全部当てはまる。「一級建築士」という名目もあるが、これは職業の名前ではなく、資格の名前にすぎない。そもそも、「一級建築士」という名称もいかがなものか?
ある建築雑誌で建築評論家の馬場璋造氏がこんなことを言っていました。
~「設計者」には、様々な条件や技術、アイディア等をまとめ、「建築」の質をトータルに高めていく能力が必要になる。一級建築士の試験はデザインの質を問う試験は一切ない。「役所の人」だって建築に係わることがあるはずだから、美的感覚・感性は必要なはず。しかし残念ながらそのチェック機能、機関どこにもありません。本来設計者に必要な能力は一級建築士の試験に合格する能力とは違うんです。~
「設計」に直接携わらない人でも「一級建築士」は多数存在します。「設計者」もいれば「施工者」、「役所の建築課の人」もいる。言われたことだけやってればいいとか、上記馬場氏の言ってるような能力はいらない、と考える「設計者」は「建築」はなく「建物」を設計すればよいのだ。
お解りでしょうか?ただ単に、器としての「建物」がほしいのであれば、その他大勢の「一級建築士」に依頼してもらって構いません。様々なアイディア、ノウハウ、そしてデザインという美的感覚が加味されたものこそが「建築」なのです。その「建築」を扱い「設計」するのが我々「建築家」のフィールドなのです。
今日は何か堅苦しい話になってしまいましたが、お付き合いありがとうございます。
ある建築雑誌で建築評論家の馬場璋造氏がこんなことを言っていました。
~「設計者」には、様々な条件や技術、アイディア等をまとめ、「建築」の質をトータルに高めていく能力が必要になる。一級建築士の試験はデザインの質を問う試験は一切ない。「役所の人」だって建築に係わることがあるはずだから、美的感覚・感性は必要なはず。しかし残念ながらそのチェック機能、機関どこにもありません。本来設計者に必要な能力は一級建築士の試験に合格する能力とは違うんです。~
「設計」に直接携わらない人でも「一級建築士」は多数存在します。「設計者」もいれば「施工者」、「役所の建築課の人」もいる。言われたことだけやってればいいとか、上記馬場氏の言ってるような能力はいらない、と考える「設計者」は「建築」はなく「建物」を設計すればよいのだ。
お解りでしょうか?ただ単に、器としての「建物」がほしいのであれば、その他大勢の「一級建築士」に依頼してもらって構いません。様々なアイディア、ノウハウ、そしてデザインという美的感覚が加味されたものこそが「建築」なのです。その「建築」を扱い「設計」するのが我々「建築家」のフィールドなのです。
今日は何か堅苦しい話になってしまいましたが、お付き合いありがとうございます。
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