日本チームをけん引するコーチ・選手は?
2019年8月29日、日本ラグビー協会は、ラグビーW杯2019日本大会の日本代表登録メンバー31人を発表した。主将のリーチ・マイケル(30)、日本初の4大会連続出場がかかるトンプソン・ルーク(38)らが名を連ねた。
3大会連続代表はリーチ、堀江翔太(33)、田中史朗(34)の3人。1次リーグで3勝した前回の15年イングランド大会に出場した選手は10人。イングランド大会で活躍した立川理道(29、クボタ)、山田章仁(34、NTTコム)、五郎丸歩(33、ヤマハ発動機)は最終選考メンバーからも外れており、選ばれなかった。
31人の内訳はFWが前回大会より1人多い18人でバックスは13人。外国出身選手は前回は10人だったが、過去最多の15人に増えた。
日本代表 登録メンバー 31名発表
HRAD COACH ジェーミー・ジョセフ
1969年生まれ。ニュージーランド代表のバックローとして活躍した。1990年代半ばから日本代表チームで8シーズンに渡ってプレーをして、ニュージーランドへ帰国。ウエリントン州代表、マリオ代表、スーパーラグビー・ハイランダースの指揮を執った後、2016年から日本代表チームのコーチに就いている。
FL(Flanker)/NO8 リーチ・マイケル
ニュージーランド・クライストチャーチ生まれ。ラグビーの交換留学生として来日、札幌山の手高校に入学して、日本での生活を始めた。日本代表に入り、ラグビーワールドカップ2015ロンドン大会では、主将を務めた。大会後、日本代表チームを離れ、スーパーラグビー・チーフスで活躍。2017年秋から日本代表チームに復帰、再び主将に就任した。
FL(Flanker)/NO8 ピーター・ラピース・ラブスカフニ
南アフリカの首都プレトリア生まれ、7歳からラグビーを始めた。2013年の秋には南アフリカ代表に選出されたが、試合出場果たせなかった。
日本に来日し、2016年からクボタスピアーズでプレーし、スーパーラグビーでは56試合の出場経験を誇る。昨年からサンウルブズでもプレーし、チームの中軸として抜群の運動量とボール争奪力で、リーダーの1人としてゲームキャプテンを務めるなど活躍、チーム内の「ベストFW」にも選出された。
PR(Prop) 稲垣 啓太
パナソニック ワイルドナイツに所属。
新潟県出身、中学3年からラグビーを始め、新潟工業高校、関東学院大学に進んだ。 高校3年時にU20日本代表候補に選ばれ、関東学院大学ではキャプテンも務めた。運動量も豊富で突破力やタックルも武器。トップリーグでベスト15を5年連続受賞するなど日本を代表する選手の一人へと成長。「笑わない」選手として知られている。
PR(Prop)具智元(Jiwon Koo)
ホンダ・ヒート所属。韓国ソウル出身。スクラムやタックルの強さが武器である。
2007年W杯で2試合に出場した金喆元に次ぎ、W杯に日本代表で出場した2人目の韓国人選手。
父の東春(ドンチュン)氏は韓国代表の伝説的PRで、日本のHondaでも活躍した名選手だった。父や兄の影響で小学6年からラグビーを始め、兄とともにニュージーランドのウェリントンカレッジに留学し、中学2年で来日し、日本文理大学附属高校、拓殖大学に進んだ。「3年」の居住条件を満たして日本代表の資格を得て、昨年11月日本代表初キャップを獲得した。
LO(Lock) トンプソン ルーク
現近鉄ライナーズ所属。ニュージーランドで育ち、13歳のとき、クライストチャーチのセント・ピーズ高校入学してラグビーを本格的に始めたが、競争相手が多く、ラグビーを続けるために日本行きを決断した。
2004年に三洋電機ワイルドナイツ(現・パナソニック)に入部し、2006年に近鉄ライナーズへ移籍し、2008年にはチーム史上初となる外国人キャプテンに就任した。2010年には日本国籍も取得。近鉄には現在まで13年間在籍している。
日本代表では2007、2011、2015年と3回連続ワールドカップに出場し、代表引退を表明したが、ジェイミー・ジョセフ日本代表 ヘッドコーチに請われて今回代表入りをした。
NO8 アマナキ・レレイ・マフィ
現 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス所属。トンガ王国トフォアで16人兄弟の15番目として誕生、5歳でラグビーを始め、パワーとスピードを磨き、花園大学の関係者の目に留まって来日した。トンガ代表からも声がかかったが、日本代表を選んだ。
突破力が抜群のワールドクラスのNO8として評価が高い。今回のW杯のアイルランド戦で負傷したが、スコットランド戦からは復帰する。
HO(Fucker) 堀江翔太
1986年、大阪生まれ。帝京大学ラグビー部から三洋電機ワイルドナイツ(現パナソニック)に入り。ラグビーワールドカップには、2011年、2015年の2回連続出場。
2016年、サンウルブスの発足に伴い、初代キャプテンに就き、2016秋は立川理道と日本代表の共同主将を務めた。
SH(Scrum Half)流 大(ゆたか)
帝京大学出身で、1年生からトップチームに参加、4年次には主将として帝京大学の大学選手権6連覇を達成した。2015年、サントリーサンゴリアスに所属し、2016年と17年度に主将として2年連続2冠に導いた。
素早いパス捌きには定評があり、年々存在感を増している。
SH(Scrum Half) 田中史郎
1985年、京都生まれ。伏見高校時代は全国高校ラグビー選手権で優勝、京都産業大をに進み、三洋電機ワイルドナイツ(現パナソニック)に入り、2007年、2008年度の日本選手権の連覇に貢献した。2012年、「スーパーラグビー」に所属するハイランダーズへ入団した。日本人として初の快挙である。ラグビーワールドカップには2011年、2015年と連続出場している。日本を代表するスクラム・ハーフの選手である。
SO(Stand Off) 田村 優
岡崎市出身、中学校まではサッカーに専念、國學院栃木高校に入学後、ラグビーを開始。明治大学で活躍。現キヤノンイーグルスに所属。ラグビーワールドカップ2015の日本代表にも選ばれた。
プレースキックの正確さ、パス、ラン、キックで自在にボールを運ぶスキルが優れていいる。引退した五郎丸歩の後を継いで、2016年から日本代表となり、10番を背負う不動の司令塔に成長した。
CTB(Centre Three-quarter Back) ラファエレ ティモシー
1991年8月19日、サモア生まれ。4歳の時、ニュージーランドに家族で移住、6歳でラグビーを始め、強豪のデラセラ高に進学。日本代表NO8のツイ・ヘンドリックも在籍し、全国優勝を果たした。山梨学院大にスカウトされて来日。
転機になったのは2015年W杯、日本代表が優勝候補の南アフリカから大金星を挙げるなどした活躍に刺激され。子供の頃はサモア代表を目指したが、日本代表を目指す決意を固めた。2017年10月に日本国籍を取得。日本語も堪能で、代表では外国出身選手の通訳も担い、潤滑油となっている。
WTB(Wing Three-quarter Back) レメキ ロマノラヴァ
現ホンダ・ヒート所属。ニュージーランド・オークランド生まれ、両親はトンガ出身。
高校3年生の時にオーストストラリアに一家で移住、名門ランコーン高校を卒業して、
2009年に来日しキャノンイーグルズに入り活躍する。日本人女性と結婚し2014年には日本国籍を取得した。
2016年リオデジャネイロ五輪で4位となった7人制日本代表のメンバーとなり活躍した。
2019年にはトップリーグで8トライを挙げ、トライ王に輝いた。
WTB/FB(Full Back) 松島幸太郎
南アフリカ共和国のプレトリア出身で、1993年生まれ。来日して桐蔭学園高等学校に入学し、2010年の全国高校ラグビー選手権では、東福岡高等学校と31-31の同点による両校優勝に貢献した。高校卒業後、出身地・南アフリカに戻り、アカデミー(育成組織)に在籍した。2014年、再び来日し、サントリーサンゴリアスに加入、その後、オーストラリアのニューサウスウェールズ・ワラターズに入りスーパーラグビーでプレーした。2015年ラグビーワールドカップ日本代表に選ばれた。
出典 J Sports
ラグビーW杯2019日本大会 日本代表初の決勝トーナメント進出
~試合結果 Topics 放送予定 選手情報~
ラグビーワールドカップ2019日本大会開催地
NHKは31試合 日本テレビは19試合放送 NHKBS4K・BS日テレ4Kでも放送 J Sportsは全48試合 HD/4Kで放送
日本vsスコットランド戦 今年最高の視聴率39.2% サモア戦 32・8% ロシア戦 18・3%
ラグビーワールドカップ大会ボランティア 「TEAM NO-SIDE」 1 万 3 千人
ラグビーの試合はこうして行われる 得点・反則・ペナルティ・プレー
初戦ロシア戦 苦しみながらも勝利で発進
日本、アイルランドに19-12で劇的勝利 世界ランキング2位の強豪を撃破 勝ち点4を獲得 決勝リーグ進出に大きく前進
ラグビーW杯 日本 サモア 38-19で三連勝 ボーナスポントも獲得
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開催国に圧倒的有利な日程に不満 中3日で対戦のスコットランド監督が思わず本音
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記録的な大雨で冠水したスタジアム 開催を支えた懸命の復旧作業 横浜国際総合競技場
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記録的な大観衆を集めたラグビー黄金期 早稲田・明治
絶頂ラグビー人気 新日本製鐵釜石と神戸製鋼 ラグビーのリジェンド 松尾雄二と平尾誠二
2019年9月20日
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廣谷 徹
Toru Hiroya
国際メディアサービスシステム研究所
代表
International Media Service System Research Institute
(IMSSR)
President
E-mail thiroya@r03.itscom.net / imssr@a09.itscom.net
URL http://blog.goo.ne.jp/imssr_media_2015
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