
ラグビーワールドカップはこうして始まった
1886年にスコットランド、ウェールズ、アイルランドの三か国で、ラグビーの国際統括団体、インターナショナル・ラグビー・フットボール・ボード(International Rugby Football Board:IRFB)が設立された。
1890年にこれまでIRFBに参加を拒否していたイングランドが参加、1910年、さらにフランスも加わり「ファイブ・ネイションズ」(5か国対抗)が始まった。
1948年にオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカが、IRFB加わった。
1983年、オーストラリアとニュージーランドの両協会がそれぞれ、国際ラグビーフットボール評議会(IRFB、現・ワールドラグビー)にワールドカップの開催を提案した。
当初はこの提案は採択されなかったが、両協会は実現可能性について更に検討を進め、1985年にIRFBの年次会合で開催プランを示した。
開催年がFIFAワールドカップや五輪大会と重ならないように、FIFAワールドカップと冬季五輪大会、夏季五輪大会の間の年に開催年を設定、ソウル五輪の前の年の1987年とした。
これを受けてIRFBのメンバーの8協会(オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、フランス、イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランド)で投票が行われ、6対2で開催が決定した。
反対したのはスコットランドとアイルランドで、アマチュアリズムが脅かされるという理由だったとされている。
1987年、こうしてニュージーランド・オーストラリアによる共催で第1回ラグビーW杯が開催された。第1回大会は、両協会の主催による大会のため、予選は行われず、IRFBの加盟の16の国と地域が参加した。
1991年、IRFBに主催者が変更され、第2回以降は予選大会と本大会による形式に変更となった。予選参加したのは31の16の国と地域、本戦参加チームは16の16の国と地域だった。
1997年、IRFBの名称は、に国際ラグビーボードInternational Rugby Board(IRB)に変更された。
2000年、イタリアを加えて、ヨーロッパの6カ国が参加する国際ラグビー大会、「シックス・ネイションズ」(6か国対抗)が創設される。ビールメーカーギネスが冠スポンサーのためギネス・シックス・ネイションズと呼ばれ開催されている。
2014年11月、現在の名称のWorld Rugbyに改められた。本部はアイルランドのダブリンにある。
世界のラグビー人気は高まり、ラグビー人口はこの 4 年間で 200 万人以上増えて世界で 660 万人に達し、ラグビーワールドカップがスポーツ・ビジネスとして確立した。そこで次の時代を見据えてワールドラグビーの開発戦略に取り組む組織づくりを目指すことになった。7人制ラグビー(セブンズ:Sevens)のオリンピ ック競技復活も大きな要素であった。7人制ラグビーは2016リオデジャネイロ五輪大会から開催され、2020東京五輪大会でも開催される。
2015年時点で、世界の国と地域から118協会が加盟しており、アフリカ、アジア、ヨーロッパ、北アメリカとカリブ、南アメリカ、オセアニアの6地域のそれぞれに統括組織がある。
WRが主催、運営する大会としては、4年に一度開かれるラグビーワールドカップが最大のものである。その他の国際大会として、7人制ラグビーの年間シリーズであるワールドラグビーセブンズ、2008年から毎年開催されている20歳以下のラグビージュニア選手権、環太平洋における国ごとの実力差を埋める目的で開かれているパシフィック・ネーションズカップなどがある。また、女子のおもな大会には、4年に一度開かれる女子ラグビーワールドカップ、7人制女子ラグビーのワールドラグビー女子セブンズシリーズがある。また、2016年からは夏季オリンピック競技として7人制ラグビーが加えられた。
WRが発表するワールドランキングは、2016年5月時点で1位ニュージーランド、2位オーストラリア、3位南アフリカで、日本は10位である。
WRは、世界のラグビー界をリードしているイングランド,スコットランド,アイルランド,ウェールズ,フランス,オーストラリア,ニュージーランド,南アフリカ共和国の8ヵ国・地域にアルゼンチン,カナダ,イタリア,日本を加えた12の国と地域で構成する理事会を中心に運営されている。

ラグビーW杯2019日本大会 日本代表初の決勝トーナメント進出
~試合結果 Topics 放送予定 選手情報~
ラグビーワールドカップ2019日本大会開催地
NHKは31試合 日本テレビは19試合放送 NHKBS4K・BS日テレ4Kでも放送 J Sportsは全48試合 HD/4Kで放送
日本vsスコットランド戦 今年最高の視聴率39.2% サモア戦 32・8% ロシア戦 18・3%
ラグビーワールドカップ大会ボランティア 「TEAM NO-SIDE」 1 万 3 千人
ラグビーの試合はこうして行われる 得点・反則・ペナルティ・プレー
初戦ロシア戦 苦しみながらも勝利で発進
日本、アイルランドに19-12で劇的勝利 世界ランキング2位の強豪を撃破 勝ち点4を獲得 決勝リーグ進出に大きく前進
ラグビーW杯 日本 サモア 38-19で三連勝 ボーナスポントも獲得
日本代表 スコットランド戦の登録メンバー発表 ゲームキャプテンはリーチマイケルが復帰 堀江翔太、トンプソンルーク、福岡堅樹、ウイリアムトゥポウ先発
日本戦「日程変更してでも」 スコットランド協会が訴え
開催国に圧倒的有利な日程に不満 中3日で対戦のスコットランド監督が思わず本音
日本、宿敵スコットランドを28-21で猛反撃を振り切り、全勝でA組を一位通過、念願の決勝トーナメント進出
記録的な大雨で冠水したスタジアム 開催を支えた懸命の復旧作業 横浜国際総合競技場
記録的な大雨と暴風 台風19号 ラグビーW杯を直撃 初の開催中止3試合 日本スコットランド戦は開催
ラグビーW杯 日本代表 登録メンバー 31名発表
日本チームをけん引するコーチ・選手は?
なぜラグビーでは外国人選手が多いのか?
森喜朗氏の悲願 ラグビーW杯日本大会開催
ラグビーワールドカップはこうして始まった
記録的な大観衆を集めたラグビー黄金期 早稲田・明治
絶頂ラグビー人気 新日本製鐵釜石と神戸製鋼 ラグビーのリジェンド 松尾雄二と平尾誠二
2019年9月20日
Copyright (C) 2018 IMSSR
******************************************************
廣谷 徹
Toru Hiroya
国際メディアサービスシステム研究所
代表
International Media Service System Research Institute
(IMSSR)
President
E-mail thiroya@r03.itscom.net / imssr@a09.itscom.net
URL http://blog.goo.ne.jp/imssr_media_2015
******************************************************
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます