実態

2020-12-04 22:22:01 | 読書、書物

  晴れ後曇り。雪は朝方で上がった。かなり寒い。

 年の瀬が見えてきた十二月、師走の頭ですが、その年の瀬に向けて何かと慌ただしいです。来週を乗り切れば後は少し落ち着くでしょうが、それまでは気を抜けない日々が続きます。

 そんな十二月冒頭に、三島由紀夫著「潮騒」を読み終わりました。著者の作品の中ではかなり珍しい部類に属するこの名作、これを二十九歳の時に書いていたとは驚きです。大半に死の影がちらつく三島作品の中で、若者の恋・青春を描いた「潮騒」は、ほとんど唯一、死ではなく、生を賛美したようだとさえ思い込んだりしてます。火を飛び越えてこい、の有名な場面もさることながら、作品終盤、頑固親父の人を見る目、発せられる言葉が強烈に印象に残ります。

 立て続けに三島文学に触れます。次は「仮面の告白」を。三島文学を三つほど読んでから、合間に何か挟みます。

 明日はお出かけしなければなりません。今日もまた、弘前市内でコロナ感染者が出てしまいました。誰、は必要ありませんが、例えば会社員でどこどこに出かけた、程度の情報が欲しいですね。感染拡大の実態がまるで見えません



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