よくわからなかった

2019-12-18 16:57:38 | 読書、書物

  雨後晴れ。

 世界文学全集第二十四巻「ジョイス ウルフ」を読み終えました。長々と時間がかかったのは、難解なのか意味がわからず、行ったり来たりしたから。

 ジェイムズ・ジョイス著「若い芸術家の肖像」は頑張って読みましたが、いまいちよく分かりませんでした。いきなり場面が切り替わっていたりして、何がなんだか。「ユリシーズ」もこんな感じなのかな? 挑戦してみるつもりでしたが、もういいや(笑)。マルセル・プルースト著「失われた時を求めて」の方がいいかも、という印象でした。金銭的に余裕があったら「ユリシーズ」も挑戦するかも。

 「若い芸術家の肖像」はある特定の話題を突き詰める場面が多いのですが、理解しようとすると眠くなってしまいました。とにかく、いきなり場面が変わっていたりするのについていくのがやっとでした。正直、つまらなかった。

 「ダブリン市民」は短編集のような感じ。オチが弱いような気がします。何かあってもいきなり終わってる、みたいな感じ。

 ヴァージニア・ウルフ著「ダロウェイ夫人」は「若い芸術家の肖像」の後だったので楽でした。二重肖像のような展開で主要な登場人物の行動が最後には絡み合ったりとよくまとまっていると思います。作品全般に死の影がつきまとっているような印象。最後は「ひょっとして……」と思わせますが、とりあえず「最期の時」はなく閉幕。

 難解な巻だったので、次は気楽に読みたいです。「星の王子様」か、「アンの思い出の日々」、どちらにしようかな