駆け引き

2019-06-24 18:36:31 | 読書、書物

  曇り時々小雨。割と涼しく、風が吹くと、寒いと感じる気候だった。

 朝から式典に臨み、昼から現場の検査立会い。そんな月曜日でした。

 マルセル・プルースト著「失われた時を求めて6 ゲルマントの方2」を読み終えました。サロンでの駆け引き、そもそも異なるサロンの駆け引き、ドレフェス事件についての当時の人達の駆け引きやらやりとりが主たる話の内容となっています。当時の貴族とか金持ち階級の人達の付き合いって、こんなに面倒だったんだなぁ、と思わせますが、その様子が巧みに描かれていて割と面白かったです。自分がああいう場に行けるとなっても、絶対行きたくはありませんが。ま、そういう身分になることもないので大丈夫です(笑)。ちなみに最後は悲しくも美しい、プルーストらしい描写があります。

 就寝前にちょこちょこ読んでいる、「指輪物語」もついに滅びの亀裂に指輪が投じられ、終盤です。

 次はアン・ブックスのシリーズ第九弾、「虹の谷のアン」を読みます。もうアンはほとんど登場しないらしいので、どうかな、と思いますが一応、アン・シリーズは全て読む積りです。