晴れ、一時曇り。割と風が強かった。
朝からSRの復元作業を開始。これが意外と時間と手間がかかってしまいました。およそ十年という歳月が積み重ねた汚れも相当でしたので、除去していたのですが、むしろそちらに手間暇がかかってしまったようです。
カスタムでチェーンケースを交換していたのですが、これを純正に復元するのにエラい手間がかかりました。本来は後輪を外して作業する部位を、手抜きで（と、いうか後輪を脱着する工具がありません）作業しているのですが、とにかく赤い矢印の先にあるボルトの取り外し、再取り付けが大変でした。前も一度経験はしてますが、改めて現実を思い知った次第です。
このボルトの締め付けに三十分以上もかかるという無駄（笑）。その後はあちこちにくっついているカスタムパーツを取り外して純正部品に交換します。残念ながら、マフラーは無理でした。純正マフラーはバックステップに当たってしまうので、ステップも純正に戻す必要が生じるのですが、純正ペダルに戻すために結局は後輪を取り外さなければならないのです。この辺りはバイク屋さんに依頼しましょう。
取り外したカスタムパーツをある程度洗浄し、片付けで作業完了。
作業完了後、ひとっ走りしました。これがラストランかな？ SRの乗り味を確かめるように走りました。ついでに組み付けた純正部品が飛んでいかないか確認していたのです（笑）。
走って気づいたのは、トライアンフの乗り味を知ってしまうとSRですらぜんぜん素直すぎると感じる点。マフラー交換しているのに、音量も静かでした。あまりの違いに改めてびっくりです。ま、近代バイクの原型である車両なんですから違いも当然です。
ラストラン。十年間、ありがとう。
最初は野暮ったいと思っていた正面側もこうしてみると愛嬌がありますね。
この角度はやっぱり好きです。SR400、いいバイクです。それにしてもさんざんカスタムしましたが、こうしてみますと純正スタイルもかなり完成されています。最後の最後で改めてSRの良さを感じました。さぁ、お家に帰ろう。