曇り時々晴れ。明日からまた、雪になるらしい。
世界情勢はオバマ大統領の銃規制宣言(これはとても正しい)、北朝鮮経済制裁包囲網、中国株暴落、原油価格下落と激動の幕開けを予感させるが日本の一大ニュースはSMAPが分裂か、という程度。ちなみに今夜、「スペシャリスト」が放送されたがこれはどうなるんだろう? 私の関心はその位です。むしろ恐るべき減税策の方が気になる。結局、高所得世帯には相当の恩恵があり、低所得者にとっては単に今まで以上に家計を逼迫させるだけというもの。食料品等に限定して減税したところでその他の品々は割高になる訳だから、総計すれば結局はこれまで以上の出費になるというのは目に見えている。下々の者は飯を食えるだけありがたいと思え、そういうメッセージと私は受け取った。
そんな激動の社会ですが、原油安の恩恵を受けて大変助かっています。昨年は一リットル当たり、九十円以上、百円近かった灯油が今は半額。北国ではどうにも避けられない出費なので、安いととても助かる。昨年に比べ、灯油での出費が単純に半分以下となっている訳です。できれば今シーズンはこのまま保ってもらいたい。
世界情勢にもSMAPにも灯油安にも関係ありませんが、カズオ・イシグロ著「遠い山並みの光」を読み終わった。最後の場面、独特な、唐突な終わり方にも関わらず、不可思議な余韻が残るのはなぜだろう。結局、彼らはどうなったのか、何故…(ネタバレになるので割愛)なのかが不明のままで終わったが、その我々読者にとって不明なまま、というのがまたいい。
次はまた佐藤亜紀さん。「鏡の影」を読んでみます。