SF

2014-02-22 20:59:15 | 読書、書物

  雪後晴れ。

 小山田浩子氏「工場」は読み終わった。最近の小説って、何となくではあるがこういう雰囲気が多い気がするが、こういうものなのだろうか。「工場」は短編小説三本収録の、ちょっとお得な一冊であり、同氏の作品三本を読めるというのはその著者の作品の傾向を見るのでもいい。で、肝心の作品である。どうなんだろう? 読んでいていいとも思わないし悪いとも思わなかった。古典文学かSF、推理小説ばかり読んでいるせいかどうもよう分らなかったというのが正直な所。直木賞受賞作は読まなくてもいいな。

 次は気分を変え、SF。ファンタスティック時間傑作選(創元SF文庫)。時間を主題とした秀逸な作品を納めた一冊なので大いに期待する。想像もつかない想像力を持って生み出された作品群を読む楽しさがある。