時空

2012-08-30 23:51:36 | 読書、書物

  晴れ。今日も暑かった。昨夜は雨が降っていた。驟雨というやつかな?

 驟雨で思い出す。アン・ブロンテ著「アグネス・グレイ」を読みたくなる。前にも書いたが、アン・ブロンテの小説らしい小説といえばこれしかない。でもなぜか随分と秀逸だと思う。姉二人(シャーロットとエミリー)ともども、この三姉妹は只者ではなかった。皆若くして亡くなった(結核)が、遺した作品の質は上等で作品の優劣だけを見れば、年齢は関係ないのかも知れない。要するにいかに気持ちを込めるか、ではないだろうか。老成してからの方がいい作品をこしらえる偉人も居るが、かなり稀有な存在。ブロンテ姉妹も長生きしてからの晩年だったらもっと凄い作品を書いたかも知れない。

 「かも」、「もし」はありえないが、昔の偉い人たちのことを想像してみる分には構わないだろう。レンブラントとゴッホが対話したらどうなったかな? まるで正反対みたいに思えるが、レンブラント御大はゴッホを嫌な奴と思うだろうか。