雲龍図屏風

2012-02-22 23:51:19 | 絵画鑑賞、創作

  曇り時々晴れ。

 今日は久々に宗達を眺めていた。俵屋宗達。世間一般では「風塵雷神の人」である。で、いつも思うのだが、「雲龍図屏風」が何故アメリカになんぞ渡ってるんだろう。つくづく腹立だしい限り。気に食わん。あの(およそ)高さ一間、巾二間にもなる屏風二枚にどーんと描かれた、ちょっとユーモアのある表情の龍図、日本で見られないなんぞ文化財的致命傷ではないか? 

 文化財になんの興味も持たない、ホレタハレタにしか興味が湧かない若者が増えているが、将来日本の大事なお宝がまた海外に流出しないかと心配である。橋本市長が小中学校留年制をぶち上げて波紋を呼んでいるが、あながち悪いことではないかも。朝から晩まで無為にケータイばかりいじってるより、厳しいプレッシャーを与えて勉強に打ち込ませた方がよほど日本のためになる。制度的には問題もあろうが、その位の厳しいことでもしないと、堕落しきった日本社会が立ち直るとは思えない。