美術梯子鑑賞

2010-11-14 16:27:14 | 絵画鑑賞、創作
  晴れ後雨。

 無事、生還しました(笑)
 横浜はAPECのため、エラく厳重な警戒。いやはや、凄い光景でした。そんな横浜の横浜美術館、ドガ展。行列に並び、観覧、ドガのタッチを堪能。日本初公開というエトワールも見てこれました。凄い発色の良さですね。今にも動き出しそうなくらいに自然な表現と、的確な筆捌きはドガならではのもの、とても楽しいひと時を過ごさせていただきました。
 横浜からだと割と近い、五島美術館へ行き、源氏物語絵巻を初めて実物で見ました。私は騙されていた(by ラファエロを見たときのルノワール)状態。あれほどに印刷とかけ離れた美術品は類を見ない。まるで別物です。カタログを購入して帰りましたが、やっぱり別物。ドガ展もぶっ飛ぶ驚きでした。
 最後にゴッホ展に潜り込もうと目論みましたが、五島美術館へ向う際、電車を間違えてしまい、大幅なタイムロス、諦めて国立西洋美術館のデューラー版画展へ。これまで図録でしか見られなかった実物を見て感激です。
 と、やっぱり三軒梯子が関の山、デューラー展の後、常設展のルーベンスを拝観し、終了と相成りました。その後バスまでの時間の長いこと長いこと。つい本を一冊購入(なんでいつも待ち時間用の本を持っていかないのか)、昏き目の暗殺者:マーガレット・アトウッド著です。高い買い物でしたが、どうせ近日購入の予定でしたので、迷わず購入。カタログと入館料、電車賃、本代で今月はピンチに突入ですが、十二分に久々の本物の絵を堪能できた二泊一日の旅でした。出来れば上野に公衆浴場のような施設があればもっと良かったですが…。