アナログ

2006-03-18 18:28:03 | Weblog
 先日、世界の十大小説、というのをアップしましたが、その中からちょっと引用して、ジェイン・オースティンの高慢と偏見(自負と偏見という場合もあり)
 これ、時代が古いので、勿論互いの連絡手段は手紙、ということになるんですね。この手紙という連絡手段がいかにドラマティックかがわかります。

 どんな小説でも、ドラマでも、美しい場面で、電話が鳴った、なんてのは全く盛り下がりますよね。特に携帯電話なぞ最悪です。手紙を緊張して開く、読む、涙でにじんだインクを見る、そういう場面が味があって、いいんです。最近では、昔ながらの不便(?)な道具や、手作業をアナログ、他電話などの近代道具や機械(又はプログラム)を手段としたものをデジタル、という風に呼んでいるみたいですね。前者はなんだか、情緒もある、暖かな印象を受けますが、後者はどうしても冷たく感じます。世の中に、アナログなものがあふれれば、もっと優しく、穏やかな社会になるのでは無いでしょうか。

 ちなみに、私はデジタルな器具が苦手なアナログ型です。PCもまともに使えない、アナだらけの浅はかなログを打って、世の中に恥を晒している、若者を過ぎ、オッサンにもなりきれない、ビミョウ~な人間です。

 今日のクロッキーは眠る母Vol.2