2006-03-13 21:06:19 | Weblog
 雪も融け、ようやく春が訪れたかと思いましたが、またしても雪。しかも、真冬に戻ったかのように、吹雪いたりして。まだまだ本当の春は遠いですね。

 近代美術館とは、悪く言えばゴミ箱ではなかろうか。捨てるに捨てられない、アート作品を収納する場と化している気がします。展覧会を見ても、建物から出て三歩でどんなものが置いてあったか、覚えてる人は少ないのでは無いでしょうか。余韻が無いんですね。
 俗に言う、古典美術を見たあとは、じんわりといいもの見させていただきました、と余韻が残っているもの。高い旅費と、長い時間かけてでも、見に行きたくなりますからね。
 思いつきを、感性などと言ってほしくはありません。
 思いつきアート群は、本物のゴミ箱へ送りましょう。本物は、底知れぬ深さがあるもの。だから何百年も大切にされるし、また、何回でも見たくなるのでしょう。ところが、アート界は、過ぎることのない冬が訪れている気がします。融けることの無い雪(氷?)に覆われたこの世界に春は来るのでしょうか。コキュートス也。

 本日も妹をクロッキー。見つかるとうるさいので、こっそりと、速やかに。