一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

3月のジョナ研(後編)

2013-03-27 00:46:27 | ジョナ研
Hon氏とKaz氏が、私に向かって手を挙げる。席に着くと、すでに布将棋盤が出されていた。きょうはずいぶん性急である。
席を外していたKun氏が戻ってきた。Kun氏とKaz氏、きょうは出席の予定はなかっただけに、これはありがたかった。ただ、Kun氏は用があり、9時には退席する。そのために指し将棋が前倒しになったらしい。
私はキャンペーンメニューを頼む。しかしドリンクバーを加えた値段を合計すると、1,500円を越えた。けっこうな額である。
Kun-Kaz戦が始まり、Kaz氏の横歩取りに対し、Kun氏の△3三桂戦法になった。
私はHon氏と雑談。しかし横目ではしっかり将棋を見ている。
LPSAの最新情報など、みなで政治の話を少々する。ジョナ研としての総意はあるが、最近は正直、LPSAが何を考えているのか分からない。
料理が運ばれてきた。やっぱり釈然としないのでメニュー表を見直すと、左ページにキャンペーンメニューが載っていたから、(私が頼んだ)右ページもそうだと思ったら、こちらは通常メニューだった。サラダを食べ損ねた上に150円くらい余分に払う計算だが、自分の悪手なのだから、潔く諦めるよりない。
Kun-Kaz戦は、Kun氏に攻め急ぎがあり、形勢が傾いた。最後はKaz氏が着実に決め、制勝。
続いてKun-一公も考えられたが、いまさらということで、Kun-Hon戦になった。
戦型は相振り飛車。後手のHon氏が巧妙に指し回したように見えたが、△6一玉型で戦いを起こしたのがどうだったか。
Hon氏らが頼んだ生ビールが運ばれてくる。ウエイトレスさんは昨年入った新しいコで、めっちゃかわいい。岩根忍女流二段にちょっと似ている。しかしKaz氏は別の印象を持ったようで、映画「天然少女萬」で主役を務めたコに似ているという。
そこでスマホで調べたら、それは松田純のことだった。松田純とは懐かしいが、それがKaz氏の脳裏にあったとは意外である。
松田純似の女流棋士はいないが、似た雰囲気の女流棋士はいそうだ。
局面。▲3九玉・6六歩・7六銀・7八飛・8八角、△3三角・4五飛・8四銀…で、Hon氏が△7七歩▲同角△7五銀としたのがどうだったか。
▲4六歩(△同飛は▲7五銀)以下、先手は後手の飛車を取り、▲8二角と詰めろに打てては、一遍に差がついてしまった。以下、Kun氏の勝ち。
△7七歩では、△6五歩が腰の入った攻め方だったと思う。
この間、8時35分ごろ、R氏が来た。やはりジョナ研には、R氏がいないと絵にならない。
続いて、R-Hon戦。これは相居飛車の将棋。見応えある戦いなのだが、もう9時を過ぎている。Kun氏はここで退席となった。ジョナ研はここから面白くなるのに、もったいないことだ。
R-Hon氏はR氏の勝ち。Hon氏は△8六歩の垂らしに期待したが、▲6六角と飛車取りに出られ、思ったほどの効果はなかったようだ。
R氏は最近将棋を指してないはずだが、ウデに衰えはないようだ。
きょうはFuj氏がいないせいか、ゆったりと時間が流れている感じがする。
今度は私とKaz氏の戦い。ジョナ研で将棋を指すと将棋バカに思われるのがアレだが、まあ対局に応じた。
Kaz氏の先手で、横歩取りの▲3四飛。Kaz氏との前局はここから△8八角成以下△4五角戦法だったが、本局は気分を変えて△8五飛戦法にした。
「お互い(指し手が)分からないから」
と言うと、Kaz氏が苦笑した。
Kaz氏、角を換わって▲8二角。私は△6四角と打ち返す。ではこの局面を以下に記そう。

先手・Kaz氏:1六歩、1七桂、1九香、2六飛、3七歩、4七歩、4八銀、5七歩、5九金、6七歩、6八銀、6九玉、7六歩、7七桂、7八金、8二角、8七歩、9七歩、9九香 持駒:歩2
後手・一公:1一香、1三歩、2二銀、3二金、3三桂、3五飛、4三歩、5一金、5二玉、5三歩、6二銀、6三歩、6四角、7三桂、7四歩、9一香、9五歩 持駒:歩2

以下の指し手。▲4六歩△2五歩▲3六飛△同飛▲同歩△4六角▲9一角成△9六歩▲7五歩△9七歩成▲5八玉△8七と▲同金△8九飛▲8一飛△9九飛成▲7四歩△4五桂▲4七香△1九角成▲4五香△9一竜▲同竜△6五桂▲5一竜△同銀▲6五桂 まで、Kaz氏の勝ち。

▲4六歩では▲9一角成△3七角成▲同銀△同飛成▲6六飛ぐらいでも自信はなかった。
本譜の飛車交換はこちらも望むところだったが、次の△4六角はしくじった。「この手は悪い気がする」とつぶやきつつ角を出ているのだからお話にならない。
△4六角では、直感通り△2六歩と突きだすのだった。△2七歩成~△3八との素朴な狙いだが、これが存外受けにくい。
Kaz氏との前々局の、ゴキゲン中飛車の将棋でも、端攻めのスピード感を読み間違えて指せないことがあったが、この辺の感覚は改善しないといけない。
本譜は▲5八玉の早逃げが好手で、以下は後手の勝ちがないようだ。結果は残念だったが、△8五飛戦法はなかなかおもしろいと思った。
Hon氏はこの対局中の10時15分に退席し、残りは3人となった。
次はR氏と私で、早指し戦。相居飛車で、R氏が▲8七歩と受けないので、私も△8六歩と垂らしてみる。▲6六角△5四飛は後手悪くないと思う。私は△4五桂と跳ねて中央突破を目指すが、これは無謀だったようだ。
本譜は私の攻めが通り幸いしたが、どうもR氏が受け間違えてくれたようだ。感想戦ではKaz氏に咎められ、グゥの音も出なかった。
続いてR-Kaz戦。きょうは実戦がやたら多い。私は「黒ゴマ白玉ソフト」を頼む。きょうはソフトクリームもしっかり固まっており、美味かった。
この将棋も相居飛車戦。Kaz氏が▲6九玉型に組んだので、▲5六銀△6四銀のあと、△7五歩と突く手が生じた。▲6五歩の突き返しなら、構わず△同銀と取る。以下▲同銀なら、△8八角成~△4七角で銀を取り返して後手よし。
しかしR氏は別の手を指す。ふたりの間にはやや棋力差があるが、ただ、その後もR氏はよく指している。
これはR氏、ひょっとしたらひょっとするんじゃないか? というところで、時刻は11時20分。Kaz氏の終電時間を考え、ここでお開きにすることにした。
会計時、1,300円ほどおカネが余ったので、それを3人で分けた。私見だが、Kun氏とHon氏は、いつも多くおカネを置いていくと思う。次回からは、100円単位まで精算してくれればよい。
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2 コメント

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余金。。。 (瀬戸のひしお。)
2013-03-27 13:42:32
逆に皆さん札払いにして余ったお金は預金して何かしらの時に使うっていうのはいかがでしょうか?。
例えばLPSAの先生がタイトル挑戦とか。。。
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そこまではいきません (一公)
2013-03-27 23:52:03
>瀬戸のひしお。さん
積立して使うほど、おカネは余らない感じですかねえ…。
返信する

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