一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

8月28日のLPSA金曜サロン

2009-08-30 00:29:51 | LPSA金曜サロン
28日、LPSA金曜サロンに行く。
この日の指導対局担当は、昼が中倉宏美女流二段、夕方が中井広恵女流六段だった。
午後2時25分ごろに入室すると、ずいぶん会員がいる。金曜サロンは原則的に女流棋士との指導対局がメインなので、会員同士が対局する将棋盤は4面しか用意されていない。しかしこの日は、そこが全部埋まっている。観戦している人も何人かいた。
いつぞやのマンデーレッスンで、中倉女流二段がゲスト講師になったときも満員御礼だったが、今回もそうだ。この日の棋客が全員中倉女流二段目当てとは思わないが、NHK杯将棋トーナメントでの知名度の高さもあいまって、絶大な人気である。
中倉女流二段の服装はしっとりした感じ。船戸陽子女流二段の艶やかな衣装もいいが、中倉女流二段も魅せる。
この日も新規の方がいらして、入会の手続きをしていた。宮田利男七段の将棋教室に通われているそうで、私が2回ぶんの席料を払っていると、「ブログを読んでます」と挨拶される。私のブログの読者の絶対数は少ないが、最近はこう言われるケースが多い。R氏のブログで私のメンが割れているということもあるが、ネットの影響力をあらためて感じる。
中倉女流二段を観賞していたいが、植山悦行手合い係氏は、会員同士の対局をどんどんつけてゆく。こちらも将棋を指しにきているので、喜んで指す。しかしスペースがないので、中井女流六段の指導対局用の将棋盤を使うことになった。
セミレギュラーのO氏も見え、「おっ、きょうは指導対局ですか」と茶化す。
夕方からは中井女流六段の登場である。中井女流六段は先日、北海道稚内市の観光大使に任命された。私は沖縄も好きだが、北海道も好きだ。いつの年だったか、2月に北海道の雪まつりを観て、3月に宮古島の海に入ったことがある。日本は広いのだ。もちろん宗谷岬も、何度も訪れている。機会があったら、再訪したいと思う。
また新しい方が見える。と、その方が「私が『LPSAファン』です」と言う。このブログに時々コメントを寄せてくれる方だ。いつもはブログ上でのお付き合いだけだが、こうした顔合わせは、プチオフ会のようで嬉しい。LPSAファン氏は前々から駒込サロンに足を運ぶつもりだったようだが、もし一般の将棋ファンがR氏や私のブログを読んで、LPSA駒込サロンへ関心を持ってくれたら、私もこのブログを開設した甲斐があるというものだ。
中井女流六段に指導対局を受ける。それが終わると、LPSAファン氏と束の間の「ゆんたく」となった。LPSAファン氏も、先日ご家族で石垣島を旅行してきたのだ。ご本人は離島めぐりを望んでいたようだが、その意見は却下されたそうだ。ここが家族旅行の難点である。結局は石垣島のみでのんびり過ごしたとのこと。もちろんそれも立派な1手である。
植山手合い係氏が、「沖縄ですか?」と話の輪に入ってくる。今回は私との話し相手が船戸女流二段ではないので、拒絶はしない。
再び会員との将棋に戻ると、中倉女流二段があがるところだった。挨拶をすると、「ブログ、いつも読んでます」。
この一言が嬉しい。私のファンランキングが、山口恵梨子ちゃんと同率2位になった。
それにしても今日はお客様が多い。ドイツからの将棋ファンも久しぶりに訪れ、この日は最終的に、25人ぐらいの棋客になったのではないか。
それまでの記録は、島井咲緒里女流初段が夕方の担当だったときの、17人が最高である。「伝説の17人斬り」は今でも語り草になっているが、今回中井女流六段は、何人の会員と指導対局をこなしたのだろう。
放課後、中井女流六段と軽くお話をする。女流将棋界の重鎮である、LPSAの代表理事と話をさせていただける栄誉を感じる瞬間だ。
ところがその中井女流六段は、例のファンランキングで「圏外」になったことがご不満だったようだ。
「いや違うんですよ中井先生。先生は私から見れば永遠のアイドル、偶像なんです。だから中井先生は別格なんです。いわば『王将』ですから。王将にランクはつけられないでしょ?」
と弁解して、ゴマかしておく。
ともあれこの日も楽しいサロンだった。現在私は仕事が少なくて、昼間から遊べる心境でもないのだが、このサロンが日頃の憂さを忘れさせてくれている。ありがたいことだと、LPSAの皆さまには感謝している。
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8 コメント

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お会いできて光栄でした (福田--宮田門下?)
2009-08-30 01:28:06
Rayさんや一公さんのブログを読んで、一度サロンに足を運んでみたいとずっと思っていたのですが、このたび念願が叶ってうれしく思っています(近所に行きつけの道場があると、駒込まで来るのがおっくうになるものです。なにしろ宮田先生や常連さんと酒を飲むのも楽しいので)。

金曜サロンは、アフターも含め、非常に明るく楽しい雰囲気なので、また参加したいと思います。このブログを読んでいて、まだ参加したことのない方は、ぜひ来られると良いと思います。

chez_toi改め福田(宮田門下?)
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盛況 (洋志)
2009-08-30 03:00:24
 金曜は、も、どんどん盛況になりますね。

 『王将』はちょっと雑っぽいな(笑い)。『ブラックホール』とかでいかが、と好き勝手を云っておこう(笑い)。目くらまし的に。

前記事のコメント、「既婚者」はお見通しですよー。潜在的にということ。
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偶像ですか (さわやか風太郎)
2009-08-30 22:48:54
それって崇拝する対象を卑下していませんか。
最近、日本語が変わったのかな。
40年ほど前は、貴方が崇拝しているのは偶像なんですよとバカにされた記憶が残っています。
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夢の金曜日 (一公)
2009-08-30 23:29:34
福田―宮田門下?さん
福田―宮田門下?さんが、chez_toiさんでしたか!
じゃあ福田―宮田門下?さんともオフ会をしていたことになりますね。ただ名前のほうですが、アフターでは、みんなが「宮田門下さん」と呼んでいたので、これからもそう呼ばれちゃうと思いますよ(笑)。
また対局できることを楽しみにしております。

洋志さん
「王将」は雑でしたか? しかし「ブラックホール」もいかがなものでしょう(笑)。「女王」にすればよかったですか。
前記「既婚者」はお見通しでしたか。そうですね、その女性は私を嫌ってはいないと思います。でも私に対する評価が著しく低くなったことは事実でしょう。口は災いのもと。自戒します。

さわやか風太郎さん
ご指摘、恐れ入ります。私は「アイドル」の和訳が「偶像」と解していたので、そう発言してしまいました。もう取り消しはできないので、中井先生には深くお詫びいたします。
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偶像 (福田)
2009-08-31 00:06:09
"Idol"の和訳としては、一応「偶像」も間違っていないと思います(当方、翻訳業)。ただし、日本語の「偶像」は宗教的な意味が強く、さらに「中身が伴わないのに無批判で崇拝する」というニュアンスが伴ってしまうので(「偶像崇拝」のように)、さわやか風太郎さんのように違和感を持つ人がいるのも理解できます。

ところで、アフターでは後半、植山先生に代わって中井さんが隣に来たのですが、正直うれしかったです。いやー、いくつになっても魅力的でかわいい女性です。でも、中井さんがアフターに来るのはしばらくなさそうですね。
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アイドル (一公)
2009-08-31 23:25:34
福田さんも「先生」でしたか。将棋を趣味にしていると、高名な先生にお目にかかれる機会が多く、ありがたいことだと思います。「idol」の解説、参考になりました。ありがとうございました。
中井先生、ほんとうに素敵ですよね。しかし…以下略。
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先生はちょっと…… (福田)
2009-09-01 00:06:43
わたしは一介のフリーランスなので、「先生」は勘弁してください(笑)。
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「先生」です (一公)
2009-09-02 12:48:50
フリーでも、立派な先生です。じゃないと、おかしなことになります。
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