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里親のシンポジウム

2012-12-10 10:06:53 | 前向き行動
先日、里親シンポジウムを聞きに行ってきました。
元里子さん3人、里親さん3人のお話を聞かせていただきました。

週末里親制度で里親家庭とつながりを持った元里子さんの話で、施設はタイムスケジュールに沿って生活するとのこと
施設の先生も自分一人の先生ではないということから、どうしても信用しきれない気持ちがあったそうです。
週末里親さんの家ではじめてコタツでご飯を食べた時、違和感を覚えたと言っていました。
普通の家庭では当たり前の光景なのに…
家庭を知らずに育った子供たちが大きくなったとき、どうやって家庭を築いていくのだろう…


「もし里親になったら、親としての責任を果たさなければならない」
私は里親になるにはd相当の覚悟が必要だと思っていました。

しかし、里親さんのお話を聞くうちに少し考え方が変わりました。
ある程度大きくなった里子さんを引き取った場合、どうしても里親さんは「おじさん」「おばさん」という立場になってしまうそうで、それはそれでもいいと割り切っていた里親さんがいました。
一人の人間として、仲間として付き合っていけたら…と思ったそうです。
9歳の男の子の週末里親を始め、その子が高校生になったのを機に養育里親となられたそうです。

実子も育てながら里子も育てておられる方の話もありました。

海外では里親は当たり前のようになされており、乳児院や養護施設の規模は日本のように大きくないそうです。
日本ではまだまだ里親制度が広く知られておらず、大阪府内だけでも家庭に恵まれない乳幼児が3000人もいるそうです。そのうちの1割近くが里親との触れ合いがあるだけで、日本では家庭を求めている子供たちが多いです。


里親にもいろんな種類があります。(①~③は知事の認定が必要)

① 養育里親 
 事情があって家庭で育てられない子供を一定期間、家庭で育ててくださる方
 子供の日常生活費と医療費に加え、里親手当が支給される

② 養子里親
 養子縁組が望まれる子供を自分の養子とすることを前提に育ててくださる方
 養子縁組が成立するまで、子供の日常生活費と医療費が支給される

③ 親族里親
 行方不明等の事情により子供を養育できなくなった場合、子どもの親族で育ててくださる方
 子供の日常生活費と医療費が支給される

④ 週末里親
 児童養護施設などで生活する子供を週末や夏休みなどに家庭で過ごさせて下さる方
 大阪府では、週末里親を事業化しており、謝礼や交通費が支給される


シンポジウムで「少年と自転車」 という海外の映画を紹介していました。
血がつながっていても上手くいかない、心が通じ合わない親子もいます。
親が子供を殺したり、子供が親を殺したり…
心のつながりを持てるのは親だけではない
魂のつながりに目を向ければ不妊治療に悩んだり苦しんでいる方も少し前向きな気持ちになれるのではないでしょうか?(魂のつながりについては 「11月読書(1)」   「11月読書(2)」 

週末里親なら、共働きの方でもできるそうです。
もし短い時間でも家庭というものに触れることで、その子の可能性が広がるとしたら??
自分が誰かの可能性を広げる助けができるとしたら??

実子を諦めずに求めながら里親をされている方もおられますが、私の場合、今の状況で周りに理解を求めるのが難しいです。しかし、私の治療が落ち着いた時には真剣に考えたいと思っています。