昨日、八潮市議会令和4年第4回定例会が閉会。
日本共産党市議団は「八潮高校と八潮南高校の統廃合計画の見直しを求める意見書」
を提出。残念ながら賛成少数で否決された。
提出した意見書は以下の通り。
八潮高校と八潮南高校の統廃合計画の見直しを求める意見書
埼玉県教育委員会は本年10月27日に開かれた定例会で「魅力ある県立高校
づくり第2期実施方策」を承認し、12校の県立高校を6校に再編整備すること
とした。
その中に八潮高校と八潮南高校が含まれ、八潮高校の令和6年度入学生の生徒
募集を停止、令和8年度に廃校とし、八潮南高校に統合するというものです。
その理由として、「「魅力ある高校づくり」を掲げ、「ビジネス分野で活躍
できる人材の育成」を上げています。また、県全体での中学卒業生の減少を指摘し、
適正な学校規模を1学年あたり、6~8学級とし、それに満たない学校の統廃合を
すすめる根拠としています。
八潮高校は現在、全日制普通科3クラス定員120名、普通科体育コース
1クラス定員40名、総定員480名、在籍数439名となっています。
八潮高校を廃校にするということは、定員160名の生徒の進路先が失われる
ことになります。八潮市立中学校3年生の進路先としても毎年40名前後が希望
しており、その影響は深刻です。
したがって、以下の理由で八潮高校と八潮南高校の統廃合計画の見直しを
求めるものです。
1. 本市は、令和8年度開校予定で、市内11番目の新設小学校を建設中であり、
児童生徒数は減少していない。
2. 本年4月1日現在の市立中学校5校の3年生の生徒数は、665名であり、
第2期実施方策で示されている八潮高校入学者募集停止の令和6年度に該当
する生徒数は731名、令和7年度入学者募集停止に該当する生徒数は
657名、令和8年度は732名となっている。本市については
「中学校卒業者数の減少」はなく、むしろ増えている。
3. 今年度の八潮高校の在籍生徒439名中、市内在住者は115名で
26.2%を占めており、こうした市内在住生徒の行き先を奪うことになる。
4. 地元の高校の存在は、本市の活性化にとって極めて重要であり、また、
徒歩、自転車等で通学できることは、生徒の家庭の経済的負担軽減からも
必要なことである。
5. 近隣市である越谷市には県立高校が6校、草加市には4校、三郷市には
3校あり、「地域バランス」からも不均等である。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和4年12月20日
八潮市議会議長 寺原一行 様
提出先
埼玉県知事 埼玉県教育委員会教育長
賛成したのは日本共産党2名(池谷正 鹿野泰司)
(小宮弘子議員はコロナ濃厚接触者で欠席)
声は力・維新・立憲・ファイトの会4名(福野未知留 川井貴志 大泉芳行 大島愛音)
反対したのは平成クラブ3名(林雄一 篠原亮太 前原あゆみ)
みらい会議4名(朝田和宏 金子壮一 荒川貴洋 小倉聖彦)
公明党4名 (岡部一正 前田貞子 鈴木貞夫 二木和枝)
市民と市政をつなぐ会1名(内田亜希子)(矢澤江美子議員は全会期欠席)
該当する八潮市と市議会が「統廃合の見直しを」と声を上げなければ、
進学を控える生徒と保護者に顔向けができないのではないか。
情けない限り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/5f/13dfaf2e921fe145a5d927b5ba312921.jpg)
昨日の夕景。富士の山が燃えている。私の怒りに共鳴しているかのよう。
日本共産党市議団は「八潮高校と八潮南高校の統廃合計画の見直しを求める意見書」
を提出。残念ながら賛成少数で否決された。
提出した意見書は以下の通り。
八潮高校と八潮南高校の統廃合計画の見直しを求める意見書
埼玉県教育委員会は本年10月27日に開かれた定例会で「魅力ある県立高校
づくり第2期実施方策」を承認し、12校の県立高校を6校に再編整備すること
とした。
その中に八潮高校と八潮南高校が含まれ、八潮高校の令和6年度入学生の生徒
募集を停止、令和8年度に廃校とし、八潮南高校に統合するというものです。
その理由として、「「魅力ある高校づくり」を掲げ、「ビジネス分野で活躍
できる人材の育成」を上げています。また、県全体での中学卒業生の減少を指摘し、
適正な学校規模を1学年あたり、6~8学級とし、それに満たない学校の統廃合を
すすめる根拠としています。
八潮高校は現在、全日制普通科3クラス定員120名、普通科体育コース
1クラス定員40名、総定員480名、在籍数439名となっています。
八潮高校を廃校にするということは、定員160名の生徒の進路先が失われる
ことになります。八潮市立中学校3年生の進路先としても毎年40名前後が希望
しており、その影響は深刻です。
したがって、以下の理由で八潮高校と八潮南高校の統廃合計画の見直しを
求めるものです。
1. 本市は、令和8年度開校予定で、市内11番目の新設小学校を建設中であり、
児童生徒数は減少していない。
2. 本年4月1日現在の市立中学校5校の3年生の生徒数は、665名であり、
第2期実施方策で示されている八潮高校入学者募集停止の令和6年度に該当
する生徒数は731名、令和7年度入学者募集停止に該当する生徒数は
657名、令和8年度は732名となっている。本市については
「中学校卒業者数の減少」はなく、むしろ増えている。
3. 今年度の八潮高校の在籍生徒439名中、市内在住者は115名で
26.2%を占めており、こうした市内在住生徒の行き先を奪うことになる。
4. 地元の高校の存在は、本市の活性化にとって極めて重要であり、また、
徒歩、自転車等で通学できることは、生徒の家庭の経済的負担軽減からも
必要なことである。
5. 近隣市である越谷市には県立高校が6校、草加市には4校、三郷市には
3校あり、「地域バランス」からも不均等である。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和4年12月20日
八潮市議会議長 寺原一行 様
提出先
埼玉県知事 埼玉県教育委員会教育長
賛成したのは日本共産党2名(池谷正 鹿野泰司)
(小宮弘子議員はコロナ濃厚接触者で欠席)
声は力・維新・立憲・ファイトの会4名(福野未知留 川井貴志 大泉芳行 大島愛音)
反対したのは平成クラブ3名(林雄一 篠原亮太 前原あゆみ)
みらい会議4名(朝田和宏 金子壮一 荒川貴洋 小倉聖彦)
公明党4名 (岡部一正 前田貞子 鈴木貞夫 二木和枝)
市民と市政をつなぐ会1名(内田亜希子)(矢澤江美子議員は全会期欠席)
該当する八潮市と市議会が「統廃合の見直しを」と声を上げなければ、
進学を控える生徒と保護者に顔向けができないのではないか。
情けない限り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/5f/13dfaf2e921fe145a5d927b5ba312921.jpg)
昨日の夕景。富士の山が燃えている。私の怒りに共鳴しているかのよう。