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わが青春つきるとも 伊藤千代子の生涯

2022年07月31日 | 日記
 昨日、越谷中央公民館で上映された「わが青春つきるとも 伊藤千代子の生涯」
を観に行った。コロナ感染の急増もあり、検温、手指の消毒とマスクの着用、
座席の間隔を開けての上映会。それでも席は満席の盛況。
 伊藤千代子は1905年信州の生まれ。聡明で学業優秀で東京女子大学に入学。
社会科学研究会を結成組織し、マルクスなどの書物を学び、当時の労働運動、女性の地位向上の
闘いに参加。やがて若くして日本共産党に入党。その活動の最中、治安維持法違反で逮捕され
投獄。過酷な拷問にも耐え、信念を貫き獄中闘争を展開。
しかし、1929年、精神的にも身体的にも変調をきたし、十分な治療も受けられずに獄死。
 その生涯を伝える映画。
千代子が諏訪高等女学校在学中に土屋文明が校長に。
戦前戦後の日本を代表する歌人、土屋文明の教え子でもあった伊藤千代子。
文明が伊藤千代子の獄死を知って1935年に「アララギ」誌に掲載した一首。
「こころざしつつ たおれし少女よ 新しき光の中に おきて思はむ」
この歌は、戦前に謳われたものとばかり思っていたが、そうではないと
長野晃さん(新日本歌人協会全国幹事)の記事で知った。
 わずか24歳の生涯。その社会変革の熱い思いは権力によって断ち切られた。
参議院選挙での後退にひるんではいられないとの思いを強くした映画会であった。


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