サイレントからトーキーに移り変わるころのハリウッドを舞台にした白黒&サイレントのラブストーリー。
地元で公開してないので、隣市まで出かけて観てきた。
主役の男優(ジャン・デュジャルダン)はトーキー時代の俳優らしい大きな顔がオーラを発して、セリフがなくても感情移入がはやく真にツボを押さえていて面白かった。犬のアギーが大活躍し可愛いく笑えた。
制作前に300本以上のサイレント映画を見たといい、セリフ抜きで物語を伝えるためのテクニックを徹底的に研究したらしく、第84回アカデミー賞作品賞、主演男優賞、監督賞に衣装デザイン賞と作曲賞の5冠を取った。
4大部門の内、作品賞、主演男優賞、監督賞を制覇した『アーティスト』は、サイレントなのは第1回アカデミー賞を受賞の「つばさ」以来83年ぶりに作品賞に輝いたといい、モノクロ作品としては1994年の「シンドラーのリスト」以来の快挙であり、フランス映画が作品賞を受賞するのは史上初めてだという。本来は、外国語映画部門なのがサイレントだったため擦り抜けた由。
作品賞を競い合った「ヒューゴの不思議な発明」も初期の映画を描いた作品だったというのも愉快な顛末。
メイキング映像
地元で公開してないので、隣市まで出かけて観てきた。
主役の男優(ジャン・デュジャルダン)はトーキー時代の俳優らしい大きな顔がオーラを発して、セリフがなくても感情移入がはやく真にツボを押さえていて面白かった。犬のアギーが大活躍し可愛いく笑えた。
制作前に300本以上のサイレント映画を見たといい、セリフ抜きで物語を伝えるためのテクニックを徹底的に研究したらしく、第84回アカデミー賞作品賞、主演男優賞、監督賞に衣装デザイン賞と作曲賞の5冠を取った。
4大部門の内、作品賞、主演男優賞、監督賞を制覇した『アーティスト』は、サイレントなのは第1回アカデミー賞を受賞の「つばさ」以来83年ぶりに作品賞に輝いたといい、モノクロ作品としては1994年の「シンドラーのリスト」以来の快挙であり、フランス映画が作品賞を受賞するのは史上初めてだという。本来は、外国語映画部門なのがサイレントだったため擦り抜けた由。
作品賞を競い合った「ヒューゴの不思議な発明」も初期の映画を描いた作品だったというのも愉快な顛末。
日本人から見たフランス人の大げさなジェスチャーが、アカデミー賞の主演男優賞を始めとする5つの各賞を獲得する一助になったのかも知れませんね。
素晴らしいです。
かっこよさそうですね~
うちの近くでもやってません。
白黒&サイレントがこんなに賞を取ると思ってなかったんでしょうね。
チャップリンとか、初期のドタバタ映画。
もちろん画像の鮮明さでは比べるべくもありません。
ここまで表情から感情が読み取れはしなかったと思います。
色と音、セリフの制限された中で、主役二人は見事でした。
ワンちゃん 何か賞取ったのよね。
天皇誕生日が、「みどりの日」のように休みになるならいつの日か365日休日になりますね。
毎日が休みだと嬉しくもあり、働けずに稼げないのでメリハリがつかなくなってしまいます。
幼いころに本編のはじまる前にチャップリンのサイレント映画を放映していた映画館があって、
観ては笑ってました。
「アーティスト」は、極端に大げさなジェスチャーというほどでもなく、自然体な身振りですよ。
(tamirin) さん へ
いまはどんな驚異的な描写も出来てしまうので、CGで撮影したの「ジョーズ」を観てみたいです。
白黒&サイレントの「アーティスト」にも、すこし使われていますよ。
(ムツゴロウ) さん へ
「アーティスト」を遣る映画館が少ないですね。
配給会社が系列館で放映するので、大手配給会社が押さえられなかったことが影響しているのでしょう。
ときどき、こんな現象がありますから、映画館を探さなくてはならなくなります。いまはWEBから検索
できて、便利になりました。
(KGR) さん へ
登場人物の俳優たちまで列挙できてしまうとは、さすがに映画通ですね。
低予算で、撮影日数はわずか35日間で、アカデミー賞5冠は快挙でした。サイレントらしさを出すため
コマ落としする等していても、CGを用いたシーン等、手法は新しくもありました。
ところで、まだ若いのに体調を崩したとは養生ください。
(ぼたん) さん へ
>ワンちゃん 何か賞取ったのよね。
さすがに気になりましたか。
「アーティスト」では、ワンちゃんが大活躍しますよ。
賞をたくさん取ったのもうなずけます。
ゴールデン・カラー賞を受賞した名犬アギーは、名演技でした。
テーブル・シーンは、犬が気まぐれにおじぎしたのにあわせてジョージもお辞儀して好いシーンになったようです。
(元・副会長のCinema Days) さん へ
映画にメーセッジ性をもたせず、ただただ面白いというのも可です。
監督はサイレントを創ってみたくて昔の手法を駆使したようです。それが真似と指摘されれば左様ながら、
意図しない賞という名誉まで得たというのは、結果論のように思えます。
なかなかにたのしめた映画でした。
(映画と本の『たんぽぽ館』) さん へ
タキシードの袖に自らの腕を通して愛撫するペピーのシーンは、日本では独り芸として太鼓持ちが演じます。
主演のジャン・デュジャルダンが人懐っこく魅力的でしたが、インタビューでは普通の俳優に思えたのは
皮肉ですが、サイレント手法は人物を際立たせる役割りをもつのでしょうか。
(こんな映画見ました~) さん へ
若いころ、銀座で益田喜頓に出会ったことがあります。坊屋三郎、山茶花究と「あきれたぼういず」を
結成したひとりで、帽子をかぶりステッキを持ちお洒落な姿でした。
本当は声をかけたかったものの、やたらに声かけするのも失礼と思い自重したのですが、誰からも
相手にされないので少し寂しそうにも感じました。
「アーティスト」では、ミュージカルで復活しましたが、益田喜頓も『屋根の上のヴァイオリン弾き』の
司祭役を演じ、代表作となったようです。
(西京極 紫の館) さん へ
たまたま評価しないTBの2ブログに接しました。
>お話も破綻なく、・・・ソツがなさ過ぎて喰い足りない
と監督の研究しすぎての成果にご不満の批評がある一方、
>工夫の跡が微塵も見当たらない。退屈なストーリーを漫然と流しているだけだ (by 元・副会長)
というのは、西京極さんとは正反対の理由でした。
好嫌いずれでも、嫌いとなると袈裟まで憎いとなるようです。技巧が気にくわぬといえば、他方が工夫がない
と切り捨ててます。
好きという逆も似た傾向にあるのですが、面白い性向と思っています。(^^ゞ
バーブラ・ストライサンドとクリス・クリストファーソン主演の「スター誕生」は懐かしい映画です。いまもLPを持ってます。
おとづれると申しますから、たのしみですね。
・・・だんなさまに生命保険加入してもらえると好いですね・・・
「アーティスト」のタップダンスをはじめて踊ったといいますが、たのしそうに踊っていて幸せな
気分にひたれました。
サイレント映画を観たことのない若いひとにも、CGを駆使した映像ばかりだと、食傷気味になるものですから、
むしろ面白い趣向であったかも知れません。