もののはじめblog

コメント歓迎 ! 
必ずコメントに参ります by iina

地域伝統芸能まつり

2014年03月14日 | 雑感
「地域伝統芸能まつり」を、NHKホールで見学してきた。
3年前にも生で見たけれど、テレビ放送前に東日本大震災の混乱のために放送されなかった経緯があるので、今回は是非放送で確認したい。

明日15日にNHK Eテレ14時放送予定。





熊襲踊くまそおどり (宮崎県 都城市)
熊襲踊は、神話の日本武尊が熊襲を平定したときに踊ったと伝えられる。
太鼓を使用せず竹で編まれたバラ太鼓を使用することから、「バラ太鼓踊り」とも呼ばれ、賑やかかつユーモラスな動きは日本の民俗芸能の中でも特異なものとされている。ズベ、ミツベ、イツツベ、コヤシベ、フセベ、カヤシベの6つの踊りで構成されており、頭に棕櫚皮(しゅろかわ)作りの髷を冠る鉦組4人を中輪とし、「高い丘居ら熊襲じゃないか  鬼か鬼人か化け物か」などと唄う。終盤のカヤシベではバラ太鼓組が走りながらバラを叩き、次々と折り重なりながら倒れて行く場面があり、ユーモラスなしぐさや乱舞が特徴的。

佐陀神能さだしんのう (島根県 松江市)
毎年 9月24日の夜、佐太神社で行われる御座替(ござかえ)祭と翌25日に奉納される神楽で、七座神事の舞、式三番、神能の3部で構成される。3部のうち、神能はその構成がシテ、ワキ、ツレ、トモなどの役立ちになり、台詞の間を謡(うたい)でつなぎ、お囃子として笛、小鼓、大鼓、太鼓を主とした全くの能形式をとっており、出雲神楽だけでなく他の里神楽にも影響を与えたと言われている。佐陀神能は年とともに知名度も高まり、昭和51(1976)年5月には国の重要無形民俗文化財に指定され、平成23(2011)年11月にはユネスコの無形文化遺産へ登録された。

上羽太天道念仏踊りかみはぶとてんとうねんぶつおどり (福島県 西郷村)
太陽に豊作を祈る天道念仏踊りの一つで、踊りの場に太陽と三日月をかたどった飾りを掲げ、念仏を含む歌に合わせて踊る。踊りは、太鼓を叩きながら上げ念仏を歌う歌い手2・3名と、下げ念仏を唱えながら踊る十数名からなり、注連縄内で籾殻を敷いた上で素足で踊る。踊りは7種類あり、神祀りに始まり、地起こし、種子まきから収穫まで一連の農耕生活を表現している。上羽太天道念仏踊りは、関東中心に伝承が確認される天道念仏のなかで、芸能を中心とした伝承の一つとして貴重なもので、芸能の変遷および地域的特色を示す。

仙台すずめ踊り (宮城県 仙台市)
慶長8(1603)年、仙台城移徒式(新築移転の儀式)の宴席で、泉州・堺(現在の大阪府堺市)から移り住んだ石工たちが即興で披露した踊りが起源と言われる。小気味よいテンポ、躍動的あふれる身振り、跳ね踊る様子が雀の姿に似ていることと、伊達家の家紋「竹に雀」にちなんで 「すずめ踊り」と呼ばれるようになった。戦後には次第に継承者を失ったが、仙台・青葉まつりでコンテストを開催したり、学校をはじめ各地で講習会を行うなど伝承・普及に力を注ぎ、市民に広く踊られている。青葉まつりでは、のべ5000名がすずめ踊りに参加している。

鹿野山かのうざんのはしご獅子舞 (千葉県 君津市)
毎年4月28日の祭礼で、九十九谷を一望する白鳥神社前の広場において奉納される。
今からおよそ500年前の永正元(1504)年、名僧弘範上人が真言密教を布教するために霊地鹿野山を訪れた際、上人の徳を慕って移り住んだ木こりたちが故郷の奥高野をしのび、獅子に託して舞ったのがはしご獅子舞の始まりであると伝えられている。高さ約10mの梯子の上で、高野山に住む牡獅子を慕う牝獅子が舞う姿はスリルと迫力があり、頂上では獅子が片足になる「てんぐるま」や梯子を降りながら「しゃちほこだち」「はらわたり」「でんぐり」が行われる。




コメント (10)    この記事についてブログを書く
« ①河津桜と富士 | トップ | ②江の島 »

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようござ合います。 (延岡の山歩人K)
2014-03-14 07:00:33
地域伝統芸能まつり ~良い企画ですね

最初に熊襲踊(宮崎県 都城市)登場に嬉しくなりました(*^_^*)。
3月15日、明日の放送ですね
時間があえば拝見したいと思います。




返信する
伝統芸能 (らいちゃん)
2014-03-14 07:18:18
地域の伝統芸能はいずれも素晴らしいものですね。
上の二つの宮崎、島根の芸能は神話の衣装であり、下の三つは普通によく見られる衣装ようです。
東西で衣装が分かれたのも歴史の長短に関係しているようですね。
返信する
仙台青葉まつりも是非! (tomo)
2014-03-14 09:03:38
ブログにコメントをいただきありがとうございます。
これからiinaさんのブログにも伺いますね。
うちの祭連(すずめ踊りのグループ)のHPにも是非いらしてください!
http://yumesuiraku.web.fc2.com/
返信する
コメントに (●^o^●) (iina)
2014-03-14 10:01:13
(延岡の山歩人K) さん へ
延岡でポピーが満開とは、ますます地域差を感じる春間近な季節です。
和名をヒナゲシや芥子けしといい、スペイン語ではアマポーラですね。
ポピーは、語呂もよく好きな花です。そのため。ブログにもよく採り上げ、そのひとつです。 ↓
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/49156700ee0cdf155cc6d1cadd7c0e38

新聞に載った「だるま太陽」にも、興味をそそられました。

熊襲といえば熊本と思っていたので、都城に熊襲踊が残るというのに驚かされました。




(らいちゃん) へ
「おめがねにかなう」と好いのですが、色眼鏡で見られると打ち消すのが厄介です。(^^ゞ

前に見た『地域伝統芸能まつり』は、大きな山車が出て見ごたえが大きかったですが、今回ははしご獅子舞くらいでした。残念。




(tomo) さん へ
すずめ踊りのグループに属していたのですか、奇遇でした。

仙台には、おととしに中尊寺を訪ねたときに、残念ながら車で通りました。 (^^ゞ
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/8f755e44613186ac6b1a0d0cd815ad2c

青葉まつり には、出掛けてみたいです。
こうしてみると、日本には祭が多いです。
ご縁の深かった富山の祭です。 ↓
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/12789936c05d1dedbcb1c8c89d0fd6f7
返信する
TV見ます! (gako820)
2014-03-14 10:28:21
私のブログにコメントをいただきましてありがとうございました。

来月は香取神宮で12年に一度行われる「式年神幸祭」が執り行われます。http://www.katorishi.com/event/s_jinkou.html

この時「おらんだ楽隊」も演奏をします。
仕事の休みが取れたので、見に行く予定です。
返信する
Unknown (野の花)
2014-03-14 10:41:48
iinaさん
伝統芸能のお知らせありがとうございます。
TV必ず見ます!
 東北の伝統芸能祭りは 北上市の さくら市民会館
で三度ほど お墓参りのついでに見たことがあり
感動しました。

返信する
今度こそ (kawaiihukutyan)
2014-03-14 19:31:28
無料ブログから有料ブログへの移動で失敗をしたと思い込んでいましたが、原因が分かりました。
ジャンルの意味が解らなかったのです。恥ずかしい事ですがやっとわかったと思います。
昨日は無茶苦茶直ったんですね。
どうやらブログ続けられそうです。
返信する
3コメントに φ(..) (iina)
2014-03-15 09:55:46
(gako820) さん へ
お互いに鑑賞券が当選してラッキーでした。
来年も、ちがった趣向で開催するはずですから、また当てて見学したいです。
今日に地デジ―NHK Eテレで14時から放送されるので、録画してみます。
http://blog.goo.ne.jp/gako820




(野の花) さん へ
丹頂鶴は、たくましく生きているのですね。
そんな姿を、身近に見て勇気をもらえるなんてiina~。

白鳥の飛来地である富山市の田尻池(たじりいけ)でたくさん見ました。↓
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/c3befd869b3005c4a300e77097466c96




(kawaiihukutyan) さん へ
kawaiifukucyanさんは、ブログを有料でご利用でしたか。
それであれば、公告を外すことができるはずですよ。

iinaは、お金をかけぬのをモットーに楽しんでいます。

返信する
すずめ踊り (更家)
2015-03-17 13:56:58
なるほど、「仙台すずめ踊り」は、伊達家の家紋「竹に雀」にちなんでいるんですね。
返信する
(更家) さん へ (iina)
2015-03-18 09:41:07
オープン戦がはじまり、ことしもテナントレースがたのしみです。
散歩の余波にプロ野球観戦も好いですね。

暑く(熱く)なると、上服を脱いでビールをあおることも好いです。脱ぎすぎると、笑撃の対象になります。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/749a7ad46e7d3892cf421ec8e72c6350

返信する

コメントを投稿

雑感」カテゴリの最新記事