木材の加工品が届いた。
真ん丸の加工品
丸太の磨きや絞りは、床の間などに使われる。
磨き丸太は針葉樹の皮を剥いで、つるつるに仕上げたもの。
絞り丸太は自然に縦じわが出来た天然物と、
プラスチックのストロー状の物を皮の上からくくり着けて
成長させた人工地物に分けられる。
当然天然物の法が複雑な形状をしていて高価。
どちらも上から下まで同じ太さにはならない。
通常は末口(一番細いところ)の直径を指定し(Φ150ミリなど)
一番太いところは指定寸法より3~5センチも太くなる。
そんなところを克服した製品が集成材だった。
木材のいいところだけを寄せ集めて接着し、丸く加工をする。
以前から多く使われていた手摺(写真下)などはこれに当たる。
主に広葉樹の堅木(ナラ・タモなど)
届いたのは針葉樹の加工品だった。
右手は集成材にして表に薄い1ミリ以下の杉が張ってある。
左手はスギノ無垢材を丸く剥いて上下同じ太さにしたもの。
上下同じ太さは使いやすいものの、
木目が出るのはどうなることやら・・
天井の竿縁などは鞘に入れて成長させたり、
山で加工したものだが
現在は工場で加工をしてしまう。
進化か堕落か?
高級な数寄屋ならいざ知らず
これから増えるのかもしれない。
真ん丸の加工品
丸太の磨きや絞りは、床の間などに使われる。
磨き丸太は針葉樹の皮を剥いで、つるつるに仕上げたもの。
絞り丸太は自然に縦じわが出来た天然物と、
プラスチックのストロー状の物を皮の上からくくり着けて
成長させた人工地物に分けられる。
当然天然物の法が複雑な形状をしていて高価。
どちらも上から下まで同じ太さにはならない。
通常は末口(一番細いところ)の直径を指定し(Φ150ミリなど)
一番太いところは指定寸法より3~5センチも太くなる。
そんなところを克服した製品が集成材だった。
木材のいいところだけを寄せ集めて接着し、丸く加工をする。
以前から多く使われていた手摺(写真下)などはこれに当たる。
主に広葉樹の堅木(ナラ・タモなど)
届いたのは針葉樹の加工品だった。
右手は集成材にして表に薄い1ミリ以下の杉が張ってある。
左手はスギノ無垢材を丸く剥いて上下同じ太さにしたもの。
上下同じ太さは使いやすいものの、
木目が出るのはどうなることやら・・
天井の竿縁などは鞘に入れて成長させたり、
山で加工したものだが
現在は工場で加工をしてしまう。
進化か堕落か?
高級な数寄屋ならいざ知らず
これから増えるのかもしれない。
昨年か一昨年、構造の集成材がに亀裂が入り大問題になったことがありました。
構造材は計算通りの耐力が出ると、人気が出始めた時に水を差しました。
素材の耐力か、接着剤の耐力か「いい」という言葉をそのまま信用は出来ませんね。
集成材の梁を使った家のリビングルームに座った事がありますが、木目の流れが途切れて落ち着かない、接着剤がとれてバラバラと梁が落ちてくるのではと心配になりました。
(木目の強さより接着剤の方が強いそうですが、戦後の弱い糊を知っている世代としては気になります)