今日はNPO法人家づくりの会の窓口当番日
来訪者もなく電話もなく
建築雑誌などを見たあと、文庫本を読んだ。

吉村昭「死顔」/遺作短編集
没後3年(平成17年亡) 死を自覚した著者が最期に書き遺した名篇/帯の一文
私の好きなミステリー物とは一線を画す「純文学」
以前愛読していた津村節子の夫
色々な文学賞を受賞し作品数も多い作家中の作家
私が読んで見たいと思った動機は亡くなった数日後の新聞記事
家族が見守る中、自分で点滴のチューブを外し
つなぎ直すと、次はカテーテルを引き抜いてしまった。
なんと言う意思の強さだろうか
物言えぬ身体になりながら、最期の体力の限りを尽くして自分の意思で死を選ぶ。
呆気にとられて、3年後の今も鮮烈に憶えていた。
最期の作品の「死顔」の推敲が終わってないのを気にかけて亡くなったが
津村節子によって一部加筆改稿され平成18年に「新潮」に掲載された。
文庫本は5つの短編で構成されている。
遺作の「死顔」と「二人」はほぼ同じ内容で読みながら「??」となる。
兄弟の死を取り上げ自分の死と重ね合わせた視線で書かれている。
「死に顔」は見たくない。
兄弟であれ親であれ・・だから自分の死に顔もさらしたくない。
私も同感だ。
死後硬直で固まった顔、硬直が溶けて緩んだ顔(文中より)
「いい死に顔だった」と人はいうけれど
後々思い出したいのは元気に笑っているあの顔
見送ってくれた人はいいとして、その他の人には勘弁して欲しい。
遺言に「臓器移植は心臓が止まってから」「死に顔は人に見せるな」
「財産は・・」(もともとないからどうにでもしてくれ)書かなくてはいけないし
日頃から言っておかなくてはいけない。
本題から随分とかけ離れてしまったが
自分の死期を自分で決めたこと、死に顔をさらさなかったこと
この二つを見習って、最期まで強い意志で生きる事を希望としよう(大げさ)
先程から雷のような音がしていたがベランダにでると
ビルの向こうに花火が上がっている
南南西の方角、どこの花火大会だろうか?
wikipedia吉村昭
来訪者もなく電話もなく
建築雑誌などを見たあと、文庫本を読んだ。

吉村昭「死顔」/遺作短編集
没後3年(平成17年亡) 死を自覚した著者が最期に書き遺した名篇/帯の一文
私の好きなミステリー物とは一線を画す「純文学」
以前愛読していた津村節子の夫
色々な文学賞を受賞し作品数も多い作家中の作家
私が読んで見たいと思った動機は亡くなった数日後の新聞記事
家族が見守る中、自分で点滴のチューブを外し
つなぎ直すと、次はカテーテルを引き抜いてしまった。
なんと言う意思の強さだろうか
物言えぬ身体になりながら、最期の体力の限りを尽くして自分の意思で死を選ぶ。
呆気にとられて、3年後の今も鮮烈に憶えていた。
最期の作品の「死顔」の推敲が終わってないのを気にかけて亡くなったが
津村節子によって一部加筆改稿され平成18年に「新潮」に掲載された。
文庫本は5つの短編で構成されている。
遺作の「死顔」と「二人」はほぼ同じ内容で読みながら「??」となる。
兄弟の死を取り上げ自分の死と重ね合わせた視線で書かれている。
「死に顔」は見たくない。
兄弟であれ親であれ・・だから自分の死に顔もさらしたくない。
私も同感だ。
死後硬直で固まった顔、硬直が溶けて緩んだ顔(文中より)
「いい死に顔だった」と人はいうけれど
後々思い出したいのは元気に笑っているあの顔
見送ってくれた人はいいとして、その他の人には勘弁して欲しい。
遺言に「臓器移植は心臓が止まってから」「死に顔は人に見せるな」
「財産は・・」(もともとないからどうにでもしてくれ)書かなくてはいけないし
日頃から言っておかなくてはいけない。
本題から随分とかけ離れてしまったが
自分の死期を自分で決めたこと、死に顔をさらさなかったこと
この二つを見習って、最期まで強い意志で生きる事を希望としよう(大げさ)
先程から雷のような音がしていたがベランダにでると
ビルの向こうに花火が上がっている
南南西の方角、どこの花火大会だろうか?
wikipedia吉村昭
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます