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日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

雫井有介著「検察側の罪人」

2017-04-11 | 読書
今年になって二冊目の読書感想ブログ
読書量が一時期より少なくなったとはいえ
月に月に2〜3冊のペースで読んでいる。

雫井有介は文庫本が発行されると必ず読んでしまう作家。

「検察側の罪人」文春文庫



正義とは何か?怒濤の展開、慟哭のラスト!

帯の文字は踊る。

近くに罪人(法で裁かれるような)はいないし
検察の人も居ない。
弁護士さんは何人か知っているので「ああそうか」と思いつつ読んだ。

この本のストーリーはある様であり得ない、天外(?)な設定 

昔、身近かに居た女の子が殺害された。
殺害犯とおぼしき人が、今また殺人現場簿近くにいた。
当時をまざまざと思い出した、今法曹界にいる面々
熱い心を持ち過ぎた一見冷徹な検察の人達
ありうべき犯行が起こる。

そこで若手が、職をなげうって・・
冷たいはずの若者迄熱くなる展開

今検察の人も、弁護士も「あり得ない!」叫ぶはず
だが、「ありそう」なんて人がいたらそれこそ怖い。

そんな・・でも・・
自問しつつ、熱く読んでしまう一冊です。
コメント
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