日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

最後のお茶会

2014-03-10 | 趣味・遊び
友人の母上のお茶会が最後になてしまった。

毎年3月、神宮の隔雲亭で薫風茶会が開かれていた。



おばあさまの代からほぼ40年、三十数回続いて来た。
昨年お休みされていたので心配していたが
案内が届いてホッとしたのもおつかの間
最後の茶会になってしまいました。

陽当たりの良い立礼席はお薄



赤い野点傘にお連れ合い作の結界が楽しみだった。
今までの作品が飾られ、懐かしく拝見した。
お運びはひ孫さん、小学生の女の子
受付は友人、お茶点心係はお孫さん
友人の連れ合いは写真係など家族総出のお茶会だった。



香合は伊勢神宮の杉古木で出来た三種の神器の香合

お濃茶席には



喜寿の六角香合
袱紗は先代の喜寿のお祝い、香合は当代の喜寿のお祝い
目出たさの二段重ね、感心しながら拝見させて頂いた。



素敵な炉縁は、立礼席と同じ伊勢神宮の古材で造られた
面松葉蒔絵
お軸は「桃花笑春風」
3月に入って寒い日が続いたが穏やかな昨日
ピッタリな気分のお軸でした。

2代続いたお茶会を終えるのには大変な決心をし
寂しい思いも押し寄せた事でしょう。

友人たちと年に1回合える事も楽しみの一つだった。
いろんなシーンが浮かんで来た春のお茶会でした。
コメント
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