吉祥寺・沿線の家見学

午前中の打合せに続き
吉祥寺の竣工オープンハウス見学に行った。
NPO法人家づくりの会のメンバー荒木さんの事務所の設計監理
7月の杉並講座のお知らせで、期日までに完成出来るのか心配をしていた。



真夏の陽気の今日、現地は工事のチリ１つなく奇麗に仕上がっていた。
中央線吉祥寺駅を東京方面に進行してすぐの、高架線路際
深い緑色のガルバの波板で覆われている外壁
緑の生い茂る隣地を借景にして大きな開口から木地の色が伺える。

そっけないほどのガラス戸が開けられていて
玄関と食事スペースが一体化し
キッチンと回り階段が左右に繋がる。
内壁は間柱露出、外壁下地露出、建具の桟も露出
外壁と同じ仕上の一部の壁をのぞき
合板をそのまま仕上材として表している。
「この建物の完成はいつになりますか？」つい冗談をかます。



角地の19坪の敷地に15坪ほどの住まい
「構造表しの家を造る」を旨とし
ローコストは意識しなかったそうだ。
小さな住まいで困るのが収納
2階の床を上げると全てが床下収納になり
壁の間柱の間を利用すると全てが本棚になりそうな気配

全て見通せる構造の精度は大壁の比ではなく
高価な（きっと）で乾燥度の高い木童の木材を使い、
室内の波板の処理をキチンと納め
設計事務所の苦心はともかく、
施工者の苦労も並々ならぬものが伺える。

荒木さんお得意のハイサイドライトも壁一面に連なり
光の降り注ぐ家、第○弾が完成しました。

明日日曜日と来週の土日もオープンハウスをしています。
お申し込みは下記へ
荒木毅建築事務所
NPO法人家づくりの会