「消せない火」その17・今も揺れています。今度爆発したら福島の半分はなくなるでしょう

2013-07-03 10:07:34 | 日記
4.16
   放射線量被ばくに慄く
       安心できる情報が欲しい

宇宙に人を飛ばし、滞在させることのできる高度科学の時代にあって、放射線による被ばくの危険性を的確に調査、分析し、「あるべき対策」が提起できないということははどうしてなのでしょうか。核という未知の世界に属する問題だからですか。
 そんなことは今さら通用しないでしょう。核分裂の破壊力を知ったことが核爆弾を生みました。「核戦争」を前提にした核の開発競争は多くの資料を残しているはずです。 もちろん、科学者間の研究、分析の違いによる判断の違いはあるとは思いますが、その資料、知見が公開されないと言うことは「核保有という国益」がそうさせているとしか考えられません。だからこそ、核兵器を持ってはならないし、「消せない火・原発」はつくってはならないのです。

 今福島県の上空に漂い、地面に付着する放射能物質の危険の可否の判断ができないということはおかしいと思います。放射能物質(線量)は見えないと言います。しかし測定はできます。ならば広く国外から、とりわけ核先進国である米・仏・ロの支援を受けることがあって良いはずです。しかしそれは見えません。
 
 測定器などはすぐにでも整えられるはずです。病院の放射線技師が携帯している「ガラスバッチ」を、まず子どもに携帯させ線量管理をするこはできるはずです。それをベースに被ばくの実態は把握できるでしょう。それが政治というものです。
 
 さらに驚いたことに「原子力安全委員会」の現地派遣はありません。しかも「委員会の招集もなかった」ということです。さらには東電が3月末に「20㌔範囲以内の32箇所」で測定した数値を、4月1日に国に報告しているというのです。これに対し、文科省の原子力災害対策本部は「データは受け取ったが分析中だ。まとまり次第公表するが、明確な時期は未定」という報道です。〈4月17日の毎日・福島民報記事による〉
                                     
 気象庁ば、今後も6強の揺れはあり得ると予測しています。それを裏付けるかのように、時折大揺れがやってきます。その度に「原発は大丈夫か」となります。今度爆発したら、あるいは、「修復できないような、重要部分の破壊」が発生したら、それこそ福島県の半分はなくなるでしょう。
 なんとか、このまま小康状態に向かって欲しいと願います。

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