福島から抗議します。原発事故で死者がいないということについて

2013-06-19 14:57:00 | 日記
 原発事故による死亡者は出ていない
       自民党・高市政調会長に抗議する

 政党で政調会長といえば三役である。その任にある高市早苗氏が、神戸市の自民党県連の会合で「事故を起した東京電力福島第一原発を含めて、事故によって死亡者は出でいない。安全性を最大限確保しながら活用するしかない」。また多くの避難者は出ているが死亡者は出ていないを理由に。「原発の廃炉を考えると莫大なお金がかかるが、稼動している間のコストは安い」と、再稼動を目指す方針を強調したと新聞は報じている。
 
 政審会長が言うところの「死亡者」とは、高線量を浴びての急性被爆死をさすのか、それとも爆発の衝撃で飛び散ったガレキの直撃を受けて死亡したことをさすのか。
 あの阪神大震災の中心部である神戸市で語るとはとても考えられない言葉である。
 
 医療者も不在の中で、避難地を幾度も幾度も変えながら走るバスの中で命を落とした高齢者の死はどうなのか。出荷停止と決まったキャベツ畑を前にして命を絶ったのは本人の責任なのか。そして今なお、仮設暮らしの中で命を縮める高齢者の死は寿命なのか。

 「村山談話はおかしい」「今、靖国参拝をやめたら終わりだ」などの発言を続ける自民党の三役の一人の存在。与党内からも批判が出ている。それだけでも自民党に日本の政権は任せられないと考えるのは福島県人の私だけであろうか
 そのような高市氏に、戦中の「国防婦人会幹部」の姿を想起する。

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