決して、忘れてはならない12月6日・世界大戦勃発の2日前 

2013-12-07 16:47:00 | 日記

   決して、忘れてはならない12月6日・世界大戦勃発の2日前 

 

11月30日から、三日ほどの列車の旅をした。

仙台経由、青森、そして五能線を乗継、秋田へ。日本海線を新潟へ。上越新幹線大宮経由で自宅に戻る。距離にして何キロだろうか。

ネットの「路線」を検索すれば出でくることなのだろうが面倒だ。長い乗車時間であったことは確かである。

駅弁と小袋のあて、そして窓からの風景をつまみに、「ワンカップ」を手にチビリチビリと。天気予報では、雨または雪というものであったが、今回は「晴れ男」となることができた。

周りの座席は元気な女性群。よく続くかと思うくらいのお喋り。これも健康維持の一つなのであろうが。これでは、夫婦二人旅派が、少数派であることはうなずける。

用件は、仙台、青森に住むOBの皆さんに会うことであった。

国会では「秘密法」をめぐる攻防が繰り広げられている。石破自民党幹事長の、デモを「テロ集団」と名指したブログのニュースは旅先で知る。まさに本音が出たものであり、法案の施行を許せば、かつての思想弾圧の再来を覚悟しなければならない危険な流れである。

そんな時に、ワンカップを手に、列車の旅をしている「時かよ」のためらいを感じての書き込みである。

そんなこともあって、最後の有効期間1日、足は東京に向かわせた。国会周辺での集会はなく、米副大統領の官邸訪問日ともあって警備はいつもより異常であった。

一人、声を上げるわけにはゆかず、官邸を前に、心の中で「この倍返し」はしなければならないとつぶやき戻った。

さて、昨夜の参議院本会議での強行採決をもって秘密特別法案は成立した。

為政者は常にそうであるが、政策を強行するときは「いずれ、マスコミも世論も時間とともに冷めていく」と見る。残念だが、その事実は、私も含めて過去多くを経験している。

振り返って考えてみよう。昨年の暮れの総選挙、そして夏の参議院選挙において今日あることが語られ、そして予測できた。しかし、主権者である私たちは自・公政権を許してしまった。とりわけ、原発被災の福島県においては自民党王国を再来させてしまった。そして、法案成立にあたっての立役者である森まさこ大臣、佐藤正久参議院議員も福島県出身である。

「数があればなんでもできる」。

案の定、脱原発を否定し「再稼働」どころか、新設もありという方針を打ち出してきた。

それを、福島県出身の、そして県民が選んだ政治家は容認するというのか。

同時に、その政治家を選んだ「被災県民」の私たちは、どのような回答を出すのか。

私たちにも、責任があることを肝に銘じるべきであろう。

決して、12月6日を忘れてはならない。あの真珠湾攻撃に始まる第二次世界大戦の2日前である。