寄稿・〈実に腹ふくるる心地の〉ばーば

2013-06-20 08:16:57 | 日記
 謝罪すればいいってもんではありません

 自民党の高市早苗政調会長は19日、「原発事故によって死亡者が出ている状況ではない」と述べた自らの発言について、「おわび申し上げる」と謝罪しました。
1400人を超える災害関連死が認定されているこの状況のなかで、何と言う発言でしょう。自民党政調会長としての見識が疑われます。
選任した安倍総理も同罪です。
 即刻、退任して下さい。
 万引きをした現場を店員に見つけられてしまった人が、「戻せばいいんでしょう」と居直っている姿を見かけたことがありますが、この論理展開にも似たもの言いには、あきれると共に腹が立ってきます。
自民党のみなさん、いまだに福島原発事故が収束のめども立っていないのに、日本の原発システムを、他の国に売り込まないでください。
事故の実態を、議員の一人一人が、つぶさに自分の目で検証して下さい。
謝罪すればいいってもんではありません。
言葉だけの訂正、消去で済むわけはないでしょう。
バカにしないで下さい。
 話は変わりますが、私は夏の風物詩、各地で開催される花火大会が大好きです。毎年、ツアーに出かけたいと思うのですが、行かず終いになります。
理由は、「トイレ」です。
トイレの近い私は、たとえ仮設のトイレが設けられていたとしても、行くことに躊躇してしまうのです。
 原発は、トイレの無いマンションです。
 トイレの無いマンションには住める道理がないではありませんか。
道理は大切にしましょうよ。
 私の住む福島県、自民党政権になっても、除染は遅々として進んでおりません。
除染した廃棄物の保管場所が無いからです。
廃棄物の始末ができないようなモノは作らない、使わない、よその国に売ったりしない、これが、当たり前な考え方というものではないでしょうか。
 “儲かるならいい”(日本経済を活性化する)という論理は、まともな商人なら持たないものです。
 私は腹が立っています。
 原発を稼働させたい党には、決して参院選挙に一票は投じません。


「消せない火」あれから11日がたちました。全てを知りたい、見たい・その9

2013-06-20 08:13:54 | 日記
 3.22
   まだ原発かよ; マイクに漏れたマスコミの本音

 フジテレビのスタッフのつぶやきがマイクを通して漏れたとの報道が「地方紙福島民報」に載っていました。その内容は、首相の記者会見を前にしたその記者が「まだ原発かよ」という言葉をつぶやいたということです。これがマスコミの実態だとするならお粗末です。
 福島と言うだけで、旅館の宿泊が、忌避されたり、「都内の電車の中で福島の人とは隣り合わせになりたくない」などの発言に悔しく、がっかりしたとの声も民放を通して寄せられています。
 いつでも、どこでも起きる事実です。
 沖縄問題を考えるとき、沖縄地方紙からの情報を得ることが肝心と受けとめて来ました。私もネットを通して沖縄タイムスや琉球新報の情報をキャッチすることにしています。このように考えますと、中央紙はやはり首都圏紙なのです。以前は地方の民放を軽視していました。しかし、この時期、民放ラジオの、役割の大きさを思い知らされています。
 またぞろ、牛乳と葉物野菜の買占めが首都圏で起きているとのことです。それは西の産地から福島への流通を途中で引き抜くことです。福島への輸送をストップさせることになるでしょう。野菜は洗えば良いのです。店頭にあれば買ってきますが、店頭にはないのです。ガソリンがありませんから走り回るわけにはいきません。
 それにしても原発は依然不安定です。炉内や燃料棒プールの冷却用の送電の準備はできましたが、装置への結線ができないでいます。
 今日の地方紙に載っていましたが、現場で使用されている防護服は放射性物質のガンマ線を防ぐものとはなっていないそうです。 
 フランスから支援のあった「特製の防護服1万着」はどうなっているのでしょうか。現地では、今ある不安を解決すること、その可能性のある情報はすべて記憶しておこうとしています。
 フランスや米国の支援についてもその形が見えません。マスコミは、「報道をしておきながら、その経過を追求していないのでしょうか」。とするなら無責任な報道となります。
 現地では、全てを知りたいのです。この目で見たいのです。見えないところに苛立つものがあります。