気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

ヌスビトハギ(盗人萩)で

2017-09-13 18:15:50 | 季節の花々
昨日朝の大雨警報が嘘のような夕暮れの若草山でした。
明日は秋晴れを予感させます。

最低気温は20.9℃とやや涼しい朝を迎えますが、
雲が多く、台風18号の影響で秋雨前線の南下が
妨げられたのでしょうか?

今朝はお稽古に伺う日、
庭から花をと思いますが、珍しい花はなく、
萩、ムラサキシキブ、水引、藪茗荷、木槿二種、
この木槿にたかったアリとの戦いは30匹にも、
でも車に運び入れるときにまだ数匹、可哀相ですが・・・

『木槿花群がるアリに採りし我』
            愚句
奈良市内に入ると、雲の下の若草山、昨日の雨のせい?
草の緑を背景に、光る東大寺大仏殿の鴟尾が目に入ります。
自然と背筋が伸び、何を教えて頂けるか楽しみですね。
「四ケ伝」「行之行台子」「大円之草」「大円之真」
「真之行台子」の奥伝のいずれかだったら、
教本のない口伝のお点前、メモもだめですから、
盗ませて頂きましょう。

盗むと言えば、ふと止まった車から道脇の萩の花?
違います。「ヌスビトハギ(盗人萩)」が咲きだし、
あの「ひっつき虫」も出来かかった枝も。
 
ヌスビトハギの和名は、果実が泥棒の足跡に似ると言う説も
                (牧野富太郎)
ひそやかに盗人萩の実を結ぶ
           石井邦子

ところが今日は「貴人清次濃茶付花月之式』と、
小習いの「貴人清次薄茶」さらに「貴人清次濃茶」
みっちりと教えていただけ、帰り着いたら午後4時半、
きちんと身(実)が付くのでしょうか?
主菓子は奈良・樫舎さんの『こぼれ萩』
 
「萩」と言えば今日の誕生日の花で、
花言葉は「思い」。