気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

入子点と盆点、そして逆勝手の花月を教わりました。

2018-02-21 19:33:58 | お稽古
昨日の昼過ぎからボランティアでの茶道サークル如月のお稽古、
しつらえは自宅の大炉の稽古場と同じ「草自生」土筆・スギナと

早蕨が描かれて「春来草自生」を、
花は西王母椿と満天星躑躅の花芽を活け、試別火に入られた
東大寺二月堂のお水取りに合わせ「糊こぼし」も飾りつけ、
 
お出での方は少なかったのですが、お一人づつお点前をして
頂き、ことのほか喜こばれたのですが・・・
良い天気で外気温は13℃まで上がり3月中旬の陽気、
瞬時ぼっとしてしまうほどに。
でも皆様の真剣な様子に、こちらも気を引き締め最後まで。
菓子はこの季節の「下萌え」等で


ところが今朝は一転して曇り空で陽射しがなく、寒いなか奈良
市内までお稽古に伺いますと、玄関先に奈良・樫屋さんの車が
停まっており、どんな主菓子が頂けるのか、楽しみになります。
その後直ぐに先生が椿を片手に持たれてお出でになり、準備が
済みますと、午前中のお稽古が始まりました。
大炉は先週済ませており、入子点に。新版茶道大辞典では、
”点茶法の一種。裏千家では小習十六ヶ条の一課目となっている
 が、流儀によっては仕込点・仕組点・組合点とも呼ぶ。
 木地曲の建水の中へ茶碗を仕組んで運び出すところからいう。
 棚物を必要とし、他の諸道具は荘り付けておく。”と
運びをするのに困難な人や、道具の持ち出しに危なげな人などが
客に気遣い等をさせないために行う点前になります。
本当に立ったり座ったりすることが一回だけで、御歳を召した方
にもお奨めで、取り入れたく思っていたところでした。

続いて盆点(ぼんだて)の客をさせて頂きました。
『盆点』とは”唐物茶入、拝領物を盆にのせて扱う点前をいう。
 三千家の相伝課目の一つ。
 武者小路千家では「ぼんてん」と呼ばれている。”と(同上)

なお楽しみな主菓子は、樫屋さんの「引千切( ひっちぎり)」に。
樫舎のHPより
これを見られた大先生から”少し早いのでは”とお言葉が
桃の節句は、三月三日ですからでしょうか。

お昼休憩前、先生から”午後は逆勝手の花月をしましょう”と
聞くと、私の好奇心が昼からの予定の記憶を消し去りました。 
”大炉での稽古がまだですので、午後三時から来て下さい”と
メールを入れていたのに・・・。

三時過ぎ相方からの電話で、大急ぎで帰りつくと、
炭を熾し・・・大慌てで準備に。でもお稽古は落ち着いて、
大炉の薄茶点前をしていただけました。
今は一息ついてフッーと。