気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

修二会本行前の二月堂には籠松明の青竹が

2018-02-23 12:15:20 | 散策
今日2月23日は風呂敷の日だそうで「つ(2)つ(2)み(3)」
「包み」の語呂合せ。
国会でも包み隠さずお役人さんたちは話してほしいものです。

先日訪れた東大寺の話の続きになります。
東大寺の南大門から大仏殿にかけ、春節に合わせた外国からの
観光客の方々、日本からは修学旅行生の喧騒で大変。
  
でも一歩入った北側の大仏殿裏、礎石だけの講堂跡はひっそりと
しており、二人連れの中国の方?も写真を撮りながらのんびりと
このような光景を眺めながらふと視線を上げると大仏殿の鴟尾が

この二月堂裏参道は本当に人が少なく、白梅の香りも漂い、

寶珠院さんから青竹がニョキッと伸びています。
修二会の本行にお使いになるのでしょうか?
今年も南座衆之二としてご住職・佐保山曉祥も連行衆に

でも門には連行衆の印がまだ飾られておりません。

中性院さんの前から土塀と近づく二月堂と良弁杉を眺めながら
歩みますと、気分は上々ですね。
東側 西側
根付の青竹が目に飛び込んできました。
竹一本一本に墨で文字が書かれており、連行衆の先導役になる
籠松明に加工される根付きの真竹で、大きなものは周囲が20㎝
重さ100㎏h程にもなります。この真竹は京都・滋賀・奈良の
各地から奉納され、竹送りとして人力でも運ばれてきます。
 
もうすでに二月堂の廻りは竹垣が設置されており、籠松明の
上がる回廊の廻りにも延々と。修二会が待ち遠しいですね。

その回廊脇に、蠟梅でしょうか?満開でした。

石の回廊を上ると、手水前にベールを被られたイスラム教の
方々が珍しそうに写真を撮られておりました。さあ二月堂
何人も見られない秘仏の御本尊、大小二体の十一面観音像様
心の中で想像しながらご挨拶を済ませます。振り向くと
西方向には良弁杉と奈良市内そして生駒方面が眺められます。
 
本当にこの時間にお参りの方々は、外国からの方が殆ど。

あの「のりこぼし椿」が咲いていないか四月堂(三昧堂)横から
開山堂内を覗いてみることに。         (続く)