気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

試別火中の戒壇院別火坊へ

2018-02-22 18:24:55 | 散策
今日2月22日は猫の日、鳴き声の「にゃん」が日本語の「2」
×3の語呂合わせ、海外はUSAで10月29日、ロシアでは3月1日
ヨーロッパの多くの国々でのWorld Cat Dayは2月17日に、
世界の動物愛護団体が制定したInternational Cat Dayは
8月8日と様々で、愛猫家は右往左往ですね。

右往左往といえば、ある証明書を市役所で発行してもらうのに
昔のことで、窓口を3つも移動させられたこと。
その後、数日前にパソコンで作成した確定申告書を税務署まで
提出するだけなのに、列に並び10分以上も待たされたこと。
でもこれで国民の義務の一つ納税、いえいえただでさえ少ない
年金等から引かれ過ぎた所得税の還付に。
僅かですが孫の服の足しにでもしましょう。

ここまで来たので、少し足を延ばし20日から始まったお水取り
「試別火」が行われている戒壇院別火坊へと、吉城圓前を通り

写真家・入江泰吉旧宅前から戒壇院への石段を望むと

門への登り口に「大界外相」と刻まれた石が
この石は、勧進所との境などにもあります。
 
さらに門の前に「大界内相」、
門の屋根には鬼瓦と唐獅子の飾り瓦
  
そして本堂の屋根にも龍の飾り瓦で守られております。
 

門を入り、戒壇堂そばに「戒壇外相

これは「戒壇石」という「結界石」の一つで、お寺や清浄な
場所の境界に立ち、「ここからは聖域ですよ」と伝えるもの

戒壇院は東大寺HPによると”754年(天平勝宝6)、聖武上皇は
 光明皇太后らとともに唐から渡来した鑑真(がんじん)から
 戒を授かり、翌年日本初の正式な授戒の場として建立された”

そして戒壇堂の左側へ廻り込むと、別火坊がありますが、
しーんとして物音ひとつ聞こえず・・・
 
修二会の本行前の場として戒壇院は最適なのですね。

そしてすぐ近くには、こんな歌碑が
大佛を要と月の東大寺
  
そして紅梅が咲きだしておりました。
  
そして二月堂裏参道には、梅ならぬ降る雪からの万葉歌碑が
わが背子(せこ)と ふたり見ませば 幾許(いくばく)か
             この降る雪の うれしからまし


光明皇后が雪を見ながら亡き聖武天皇を想って詠まれた歌に。

戒壇堂の仏様も見応えがあるのですが、大仏殿の鴟尾を見ながら
二月堂へと向います。(続く)