気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

ウグイスの初鳴きが

2018-02-26 12:57:21 | 日記
今日から東大寺のお水取りは惣別火(そうべっか)がはじまり、
いでたちも紙衣(かみこ)という仙花紙で作った紙の衣となり、
私語も一切禁止、湯茶も自由には飲めず、所作作法も厳しく
火鉢以外の火の気がなくなり、白鼻緒のわら草履をはき、座る
のも各自一枚所持する「てしま(ござ)」の上だけで、声明の
稽古、行中に使う糊たき、二月堂内で刷るお札の紙を折る作業
、ホラ貝の稽古、堂内の荘厳に使う椿の枝に造花を取り付ける
作業、会中に使う法衣を身につけてみる「衣の祝儀」、行中の
配役の一覧である「時数帳」の書写等をして過ごされ、月末の
28日まで戒壇院・別火坊にて行われると、本行は二月堂へ。

さて朝からの温かさに誘われて買い物に出かけると、春を彩る
初物が二つ見聞きすることが出来ました。
一つは”関西の春の風物詩「いかなごの新子(稚魚)」が只今
入荷し・・・”という威勢の良いアナウンスが11時頃突然響き、
今日がいかなごの解禁日ということを知りました。
毎日新聞より
棚には1㎏2500円と値札が、昨年は3000円だったので少し安く
手が伸びそうに。でも「くぎ煮」は付きっきりになりますから
今日は断念せざるおえません。
帰り道、住宅地の保安林方面から聞きなじんだ鳴き声が耳に。
ホケキョと聞こえたような?、立ち止まり耳を澄ましますと
ホホケキョとまだ慣れていない「ウグイスの初鳴き」です。
気象庁の生物季節観測項目の一つですが、発表はまだ。
鶯の 声を聞きつる あしたより 春の心に なりにけるかも
                     良寛
天気予報によりますと、今後一週間の最高気温は13℃以上に、
大炉も終わり、閉じなければなりませんね。
そしてこれからの季節、釣り釜にうつりますが・・・
うぐいす点」も考えてみなくてはという気持ちに。

帰り着き家の玄関前の小花壇、紅色の侘助の花に動きが目に。
『メジロ』ちょこっと顔を出すなり、こちらを見て飛び去ると
足元に一輪の花びらだけが残っておりました。
 
赤椿咲きし真下へ落ちにけり
          加藤暁台
この句のように椿の花は散るとは言わず、落ちるといい、
足元に落ちるはずが・・・こんなところまで飛んできており、
きっと「メジロ」の仕業なのでしょう。