気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

迷迭香がけなげに咲いて

2015-12-20 09:14:51 | 季節の花々
今日のお稽古は、お昼からになり、ぽっかり時間が。
この冬一番冷え込んだ朝、陽が差し込んできます。
庭に出てみました。風もなく、陽を浴びると
本当に温かく、庭の野菜たちと日向ぼっこ

太陽は、ありがたいものです。
しかし裏庭の西側は擁壁で、陽が差し込まず、
少しいるだけで、寒くなります。
ここにローズマリーの鉢植えが置かれております。
 
春夏秋冬、葉はいつまでも青々とし、その枝の中に
一輪以上の青紫色の花が見い出され、
『寒き日も ローズマリーの 花淡し』高橋正子
今はこのような風情を感じられますね。

料理の香辛料として使うつもりが、そのまま。
もちろん、香りが強く、茶花としてはNG。

常に香りが強いことから、『万年香』とよばれ、
和名はマンネンコウ⇒マンネンロウ迷迭香

このローズマリーは、地中海沿岸地方原産で
花嫁の髪にこの小枝を挿す習慣があり、
「貞節、愛、思い出」を表しているそうです。

1967年のダスティン・ホフマン主演の映画『卒業』の
挿入歌として、サイモン&ガーファンクルが歌った
スカボロ・フェアー』、同年代の方は御存じでしょう。
”Are you going to Scarborough Fair?
 Parsley, sage, rosemary and thyme,”
 パセリ、セイジ、ローズマリー、タイム
こんなところにうたわれております。
元はイギリスの伝統的バラードだったのですね。
甘酸っぱくも、懐かしい時代です。