気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

烏(カラス)で夏の白山島(山形)を

2015-12-10 16:15:00 | 日記
   白山島頂上の白山神社から鳥海山を
昨日、ボランティアで学童見守りをしていますと、
学童の列が途絶え、ふと目が隣の中学校庭に、
 
”メタセコイアも茶色くなり、もう散リはじめ、冬が”
突然、”ガァガァ、とギャアギャア”と鳴き声が、
烏(カラス)です。 

この声に誘われるように、あっという間に、十数羽にも
やかましいことこの上ないのですが、”
子供たちは、関係ないかのように、”お帰りと言うと
元気な声で、”ただいま、さようなら”と声が帰ってきます。

烏で思い出したことが、
利休三十五条嫌忌の一つ、足運びの『烏飛び』や
烏瓜ではありません。書き忘れていたのですが、
夏の山形旅行から帰る途中、飛行機まで時間があり
クラゲで有名な加茂水族館は人でいっぱいなのでNG。
日本海をゆっくり眺めようと、偶然車を止めたのは由良浜。
家族連れが、蟹釣りに興じておられ、どうですかと
私たちにも勧めていただきま、童心に戻り、ご一緒しました。

そこには、橋でつながった島、「白山島」があり、
「羽黒山を開かれた蜂子皇子はここに上陸された」と
そして”三本足の烏”のお話も書かれており、
ここの井戸は、羽黒山の井戸と繋がっているとも・・・
 
この蜂子皇子(はちのこのみこ)とは?
1400年前に、あの蘇我馬子により都を追われて、
丹後の由良浜から、海路北上されたそうで、
この地、洞窟群八乙女浦で、麗しき乙女たちが
笛の音に舞いながらお迎えしたと伝えられており、さらに
駐車場に
白髪の老翁(三本足の烏)により羽黒山へ導かれたそうです。

奈良では、神武東征のお話に出てくる八咫烏(やたがらす)
それは熊野大社に見られ、最近では
サッカー日本代表のユニホームなどにも使用されています。                     
 
なぜ白山島なのでしょう。
羽黒山神社ならば理解できますが、実は
北陸から東北にかけ、白山信仰が伝わっており、この島にも
加賀白山神社が勧請されて、白山神社が頂上付近にあります。
お参りをさせていただきました。
橋を渡り、鳥居をくぐると、目をつく急な石段が、

263段ばかりの石段を一気に登ると、ハッハッ・・・
白山神社に着きますが、なかなか大変で山頂は背後の木々に。

梢の間から日本海が広がり、鳥海山も見られます。

階段の落ち松葉に注意しながら下り、島を一周しました。

なお白山神社は
四月の例祭には橋ができた今でも、御輿を担いで海を渡られ、
勇壮この上ないでしょうね。

でも今は冬、鉛色の空と荒れた日本海。

付録)こんな花にも会えました。
 
センニンソウ