気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

神無月の茶事の一日目

2015-10-24 21:20:02 | お茶会・お茶事
皐月の茶事(正午の茶事)のあと、
皆様方はそれぞれ稽古を積み重ねておられ、
茶事もお稽古の一環として、さらなる楽しさを
味わっていただきたく、神無月の茶事(飯後の茶事)を
計画し、なんとか一日目が終わりました。
やはり、疲れますね。

待合いに、『無心』前大徳寺 西垣大道
「瓢箪鯰」がモチーフで、一番有名なのは
妙心寺塔頭・退蔵院にある『瓢鮎図』(ひょうねんず)です。
先日閲覧した大和文華館同様に、漢画の名作で
 「ただでさえ捕まえにくいなまずを、
 こともあろうに瓢箪で捕まえようとする。」
この矛盾をどう解決するか・・・という禅問答を表す。

この茶事では『瓢箪』を六つ揃えており、「六瓢箪」に
変じて、無病(六瓢)息災のお守りになるとされ、
捜していだだく趣向にいたしております。


飯後の茶事に従い、 
お客様3名、お水谷3名で神無月の茶事を行いましたが、
席入り後、向付、吸い物、八寸で千鳥の盃をしました。
薄茶まで終わった後、点心は半月弁当で楽しくおしゃべりを・・・
残念なことが一つありました。
私の確認ミスなのですが・・・、
 
初炭をしていただいた後、お炭に十分火が行き渡っておらず、
御濃茶がやや温くなったことです。
初座の後の席改めの時、必ず釜を上げて炭を見なくっては
反省です。
それでも、お客様には喜んでいただくことができました。