気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

御影で虎屋吉末の天津知羊羹と松尾正信さんに出会う

2015-10-16 12:00:40 | 主菓子とお干菓子
香雪美術館から阪神御影駅への帰り道、一軒の和菓子屋さんへ
寄り道をしましたが、気に入った和菓子がなく、しょんぼり。
お腹もすいており、スマホで検索、便利ですね。
あれっ、阪神御影駅の海側にスィーツで一番の店がヒット。
虎屋吉末」さんです。

お店の中を覘くと、男の方がカメラを構えておられ、
お菓子とお茶の傍らに懐かしいフィルムカメラ
なんとニコンFM2をモチーフに一枚。
(カメラはありませんが、こんな感じでしょうか。
    出していただいたお茶は昆布茶でした。)
 
店員さんにいろいろお聞きして、注文を。
待つ間に、先ほどの年配の男の方が
”ここの「天津知羊羹」は有名ですよ”と
 
天:大自然、津:月(津気)知:人の心を

この会話から、阪神淡路大震災でこの店は全壊し、
  
全壊前の建物、 店内にある小磯良平画伯の絵、

現在の建物で、角の円柱は旧の煙突をイメージ。
店内の看板も下がかけております。

また樽型煎餅も有名で、型は震災でも無事で、
店内にディスプレイされていました。
 
”ここのお菓子がおいしいのは
なんといっても、”水”のお蔭なのですよ”と
そういえば灘五郷の酒蔵、菊正宗、白鶴さんの看板が。
宮水」と呼ばれる酒造りに良い水ありました。
前にも東北の震災復興のイベントをされており、

今回は偶然震災の1か月前に撮った写真と今のお店とを並べ、
東北での復興イベント、詩の朗読やダンスのバックに
映像として使うため、社長さんを待っておられました。

かの人曰く、”私は、ここが地元で今は東京ですが、・・・”
パンフレットも頂き、詩人で文筆家、画家、カメラマンを
されている「松尾正信」さんでした。
   
また奈良から寄せていただいたとお話しすると
ここ御影は昔は港町で、繁栄していたことなど
ちょうど帰ってこられた社長さんも加わっていただき、
話が弾んで、”一期一会ですね”とのお言葉をがあり、
お茶も”一期一会”を大事にしておりますと返答を。
自己紹介が最後になってしまい、本当にすみませんでした。
素敵な一日に、感謝。
 
阪神5700系 淀川から梅田を望む